国語科

国語科の指導方針

言葉で思考し、言葉でコミュニケーションする力を養成

国語力は受験と言う枠組みを超え、生涯を通じて培っていかねばならない力です。国語力は、情報を整理する力、整理した情報から内容を理解する力、そして自分の考えを表現する力という三つの柱からなります。この三本の柱を支える土台が「語い力」です。最近の中学入試では、児童向けの文章はほとんど出題されません。物語文や随筆ではベストセラーや流行作家の文章が、論説文では大学入試の頻出テーマでもある文明・環境・文化・身体・言語などについて述べた文章が数多く出題されています。これら“大人向け”の文章を子どもたちが読解するためには、大人にほぼ匹敵する語い力とその文章の背景となる知識、そして「読解技法」を習得しておく必要があります。

設問形態では記述問題の増加が眼を引きます。難易度の高い学校ほど、記述問題の比率が多くなる傾向にあります。十字程度から百五十字以上、文章中の言葉をまとめるものから自分の考えを説明するものまで多種多様です。ところが現在、多くの子どもたちは文章を書くのを嫌がる傾向にあり、記述問題に苦手意識をもっています。しかしほとんどの子どもは文章が「書けない」のではなく、「書くのが面倒くさい」「どうやって書いたらいいかわからない」だけなのです。ですから、まずは書く経験をすることが大切です。はじめから上手に書こうとする必要はありません。文を書き抜くだけでもいいのです。そこから徐々に、いくつかの文を一つにまとめる、自分のことばで置き換えて書く、とステップを踏んでいき、その度に書いたものを評価され、助詞の使い方や表現方法を添削されることで、子どもたちは次第に表現力を身につけていきます。表現力も読解力同様、意識して練習しなくては身につかないものなのです。

国語科の主要指導者

主任

山本 初

山本 初

捉えどころがないとされる国語力を、私たちは情報整理力、情報理解力、記述表現力などに分解し、蓄積・習得可能な知識や技法として指導しています。また文章背景にも深く言及し、文章表現による人間の思考を教養として学んでもらいます。