指導者が語る合格指南

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王寺校新責任者:明石 智行”当たり前“のことにこだわって、きっちりとしていく。それが王寺校のモットーです。

自身が能開センター西大寺校最難関クラスで受験した経験を活かし、西大寺校、八木校で中学受験国語のプロ講師として熱く、そして楽しい国語指導を実践してきた。学ぶ子どもたち目線に立った国語指導には定評があり、保護者からの信頼も厚い。特に八木校では、灘・東大寺学園といった最難関中学校への合格者を多数指導。2005年度より、近畿地区 中学受験プロジェクト国語科副主任として、主に中学受験公開模試や実力テストの編集リーダーを担当。2009年度より王寺校責任者に着任。

大阪星光学院の合格実績No.1など、能開受験生のがんばりを応援します。

入試が近づいてきました。2010年度入試の「目玉」について教えてください。

王寺校にとって、全ての入試が「目玉」です。受験生にとっても我々にとっても、全ての入試が「特別な、かけがえのない入試」であり「目玉」といえます。一人ひとりの入試と真剣に向き合って全力で合格に導いていく、これが王寺校の方針です。
能開センター全体として2010年度入試の「目玉」を挙げるとすれば、「大阪星光の合格者数」でしょう。
注目する点は2点あります。
1点目は、能開は今春以上の合格者数が出せるか、です。能開受験生は2009年度入試で大阪星光に64名合格しました。この結果は数ある塾の中でNO.1の数字です。そして、2010年度は「2年連続合格者数NO.1」がかかっています。能開受験生の頑張りが、一つでも多くNO.1という結果になることはほんとうに嬉しく、我々指導陣にとって誇りにも感じます。
実は数年前にも、能開受験生の大阪星光合格者数がNO.1になったことがありました。しかしその翌年の入試では、惜しくも、しかし簡単に、NO.1の座を明け渡してしまったという歴史があります。ですから2010年度の大阪星光の入試に向けては、能開センターのスタッフ全員が特別な思い─今度こそNO.1を続けたい!という覚悟─を持って、受験指導に取り組んでいます。まずは2連覇を果たすことを目標にして、大阪星光受験生全員を合格へ導けるよう最後まで粘り強く指導していきたいと思います。もちろん、他の中学校についても同じように全力で指導をしていきますよ。
2点目は、大阪星光の入試制度が変わることの影響です。統一入試開始後年々、3科目(算数・国語・理科)でも受験できる中学校が増えてきました。特に男子校に。そのような中、最難関レベルの学校としては最後まで4科目入試を貫き通してきた大阪星光ですが、2010年度入試からいよいよ3科目受験を可能にします。しかも近畿圏では初の、4科目、算数・国語・理科または算数・国語・社会の合計点の中で、最も高い点数を判定数値とする“アラカルト方式”を採用します。この新しい入試制度が能開受験生のみならず、多くの大阪星光受験生にどう影響するか、とても注目しています。算数・国語・理科の3科目で受験できることで、兵庫県の受験生が大阪星光を強く意識しているという話も聞きます。大阪星光の先生の話によると、学校説明会では兵庫県からの参加者が昨年より大幅に増えたそうです。その中で能開受験生の力がうまく発揮できるか、我々指導陣の作戦がピタリと当たるか…。いろいろな力が試される入試になると思います。

「第一志望校合格」にとことんこだわる。目先の合格でなく、子どもたちの一生を左右するかもしれないという自覚があるからです。

2010年度は王寺校を任せられて初めての受験生を送りだすことに。責任者としての抱負をお聞かせください。

王寺校は「第一志望校」にとことんこだわります。お預かりしている子どもたちの一生を左右するかもしれない。そんな大事な「受験」というものに関わる仕事をしているという自覚をしっかりと持って、「行きたい!」という学校に合格させていく…。これは本当にやりがいがあり、責任の重い仕事だと思っています。それをしっかりと受け止め、子どもたちととことん向き合い、指導しています。
今の時期は受験校を決める最終の懇談シーズンですが、どのスタッフもありとあらゆる併願パターンを考え、達成感のある受験ができるよう知恵を絞っています。そのとき我々は子どもたちの将来をいつも頭に描いています。「合格させる」ことは何よりも大事なのですが、単に合格させればいい、という考えではなく、高校・大学のことまでも視野に入れて受験校を決めていくのです。そして卒業生が大人になったとき、「能開センター王寺校で受験勉強していたときはしんどかったけれど、今となってはあの頃の経験や受験を乗り越えた自信が、今の自分に大きく役立っている。中学受験して本当によかったなぁ」と思ってもらえれば、これ以上嬉しいことはありません。そんな受験を経験させることができ、そんなふうに受験を受け止めてもらえるような指導を、スタッフ全員で行っていきたいと考えています。

「中学受験専門館」として、よりいっそうきめ細やかな指導を行っていきます。

王寺校は2010年度から「中学受験専門館」としてリニューアルオープンする予定とのこと。このことのメリットは?

王寺校は来年度、王寺校中学受験専門館と王寺校中高部とに分かれて新たな出発をします。2010年度より高校受験コースが隣のビルに専門館をオープンします。我々中学受験コースは今の教室やトイレを新装し、十分な教室数と小学生だけの専用スペースで、今まで以上にきめ細かな指導が行えます。ですからこれまで以上に、ますます「第一志望校」にこだわりますよ。子どもたち一人ひとり、保護者一人ひとりとの連携を密にしながら、最後の最後まで諦めずにとことん指導し抜いて、「全員第一志望校合格」という大きな目標を達成すべく頑張っていきたいと思います。そのためにもまず、来年の一月の入試で結果をきっちり出し、新王寺校の礎を築きたいと思っています。

保護者との連携もとても大事。保護者と役割を分担しながら、二人三脚で子どもたちを粘り強く導いていきます。

上記の抱負を実現させるために、新責任者として取り組み、実践してこられたことについてお聞かせください。

特別なことは何もしていません。会員一人ひとりの成績をしっかりと把握し、その時その子どもの状況に応じて、適切な指示・課題を出していきます。授業のあとは“宿題完成教室”を設置し、授業担当がそのまま残って質問対応・個別フォロー・面談などを行っています。また、子どもたちだけでなく保護者ともしっかり話し合って、粘り強く指導していきます。これはどこの校でも実施している当たり前のことだと思いますが、当たり前のことにこだわって、っちりとしていく。それが王寺校のモットーです。
また、校舎に入れば授業だけが仕事ではありません。子どもたちを安全に送迎するのも、子どもたちのノートに残すコメントも、校舎環境を整えるのも、全て目的があることですから全てに最適な方法があります。そうしたことをありとあらゆる機会を捉えて学べるように、学習指導室も各校舎の先輩たちも「育成責任」を担っているのです。
よくテストの結果に一喜一憂するな、と言いますが、王寺校のスタッフはよく一喜一憂しています(笑)。公開模試などの後は「○○君○○中学校合格できるで!」「○○君は○○中学危ないんじゃあ? 何か手を打たないと」などの会話が頻繁に飛び交います。しかし、「単なる一喜一憂」ではありません。すぐさま目標との差異・ずれを検証し、すぐに軌道修正の手を打つ。「深く一喜一憂」するからこそ、一人ひとりのその時の状況に応じた最善の一手が見えてきて、迅速に対処できるのだと思います。そんなスタッフの熱誠指導が、子どもたちの第一志望校合格をかなえる大きな原動力となっていると思います。

入試が近づき、ご家庭での空気にも緊張が走る時期ですね。そんなとき、ご家庭ではどのようなことに注意すればいいでしょう?アドバイスをお願いします

大きく二つあります。一つ目は「焦らず子どもを信じること」です。入試が近づくにつれて保護者の方はだんだん焦ってこられます。しかし当の本人は「本当に受験生なのか?」と思えるほどのんびり構えているかもしれません。この時期に思うように成績が伸びなければ、「入試まで時間がない、こんなことで間に合うのか・・・」とますます保護者の方の焦りは高まることと思います。そんな時、つい「勉強しなさい! そんなんでは・・・」と言ってしまうと、子どもは「わかってる!」と反抗する。勉強にも手がつかないし、親子の関係もギクシャクしてしまう・・・。保護者の方のお気持ちは十分わかりますが、言う前にぐっとこらえ、鏡でご自身の表情をご覧になってみてください。恐らく、その表情の険しさに驚かれるでしょう。
しかし、何も言わずに放っておいてください、というのではありません。ビシっと言うときと見守るときのバランスが大事なのです。どうしても我慢できなくなったときは、能開センターの担任・スタッフにひと言ご相談ください。親の言うことは聞かないけれど、能開の指導者の言うことは聞く場合が多いです。こちらからビシっと指導します。
また、保護者の方が焦ってオロオロすると、その姿を見た子どもまで必要以上に焦ってしまい、空回りすることがあります。子どもの前では、どんと構えておかれることをお奨めします。

ここは保護者にとっても「がまんのしどころ」なのですね。もうひとつは?

二つ目は、「子どもの体調管理」です。入試直前に一番恐いのは、風邪をひくなどして体調を崩してしまうことです。入試当日に体調が万全でなければ、本来の力を発揮できません。子どもの健康状態には常に留意していただき、おかしいな、と思ったら無理をさせず、すぐに病院に連れて行き安静にさせてください。また、入試まではついつい夜遅くまで机に向かいがちになります。入試直前期は、夜型ではなく朝型の生活に切り替えないといけません。入試本番の時間帯に脳が最もよく働くように、体のリズムを整える必要があるためです。子どもが夜遅くまで起きているようであれば、あえて早く休むように促すことが大事です。入試当日、子どもを万全の状態で試験会場に送り出すことが、保護者の方の大切な役割なのです。
しかし、いくら気をつけていても風邪をひいてしまうこともあります。特に今年は新型インフルエンザが流行しています。かからないことに越したことはないですが、かかってしまっても焦らないことです。子どもが不安になるだけですから。ここも、保護者はどんと構えることが大事です。

「正月特訓」は入試当日のシュミレーション。最後の仕上げを行います。

受験当日に向けて、受験生のモチベーションアップのために能開センターはどんな指導で臨みますか。

能開センターでは新年が明けた1日と2日、清風中学校の校舎を借りて「正月特訓」を行います。正月特訓では生徒を迎え入れる段階から、入試本番さながらの雰囲気。スタッフは全員能開コートを着用し、来た生徒から直前指導プリントを配付、直前講義を行います。会場は入試当日のような緊張感がみなぎり、正月気分で気持ちが緩んでしまっていた子どもも、一瞬にして、表情がキリっとしまります。正月特訓では最終の仕上げにかかります。
「試験が終わればその教科のことは忘れて次の教科のことだけを考え、頭を切り替えて準備をする」「友人と答え合わせをしない」など、入試当日の振る舞いを体験させます。事前に入試の雰囲気・行動を経験しておくことで、実際の入試の時に焦らず、平常心で臨めるように指導していきます。

自分を信じて。そして、とことん頑張れる機会を与えてくれた周囲の人たちに感謝しよう。

【受験生へのエール】

不安になった時は目をつぶって、思い出してください。応援してくれた両親や家族の顔、学校の友だちの顔、能開センターの先生たちの顔、クラスのライバルたちの顔、今までに使ったノートの数々…。思い出したすべての人・物が、君たちの合格を応援してくれています。何を恐れることがありますか?それでもまだ不安ですか?何も不安になることはありません。自信を持って試験会場に向かってください。そして最後の最後まで諦めないでください。 試験の合否を決めるのは君たちではありません。試験中に「合格したかも」や「もうだめだ」などと自分で勝手に判断しないで、最後の最後まで全力を尽くしてください。そうすれば必ず「合格」を勝ち取れるはずです。
能開の先生たちは、受験生の君たちが合格した時の満面の笑顔に救われ、あるいは不合格だった時の悔し涙に奮い立ちます。満面の笑顔を見た時、「この笑顔が見られてよかった。こんな笑顔を来年もまた見たい」と思い、また不合格の時の悔し涙を見た時、「こんなつらい涙は二度と見たくない」と奮起し、その思いをまた次の受験生の指導に活かしていくのです。
最高の笑顔を先生に見せてください。そして、「中学受験ができて本当によかった」という気持ちと、周囲で支え続けてくれた人たちへの感謝の思いを胸に、4月から新しいスタートを切ってほしいと思います。

(2009.12)