指導者が語る合格指南

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和泉府中校責任者 齊木 隆司 ご家庭の「進学戦略」に本気で応える奈良の

入社以来、一貫して教育現場で受験・進学指導に携わり、堺東・河内長野・岸和田・和泉府中などの大阪、また奈良・京都の教室責任者(副責任者含む)を歴任。この間、社会科主任も務める。このたび本人の念願がかない、今春より二度目の和泉府中校責任者任者に就く。指導では算数・社会を担当。スマートでクール、厳しい先生との評もあるが、内に秘めたホットな情熱は誰にも負けない。

自ら志願してつかんだ二度目の和泉府中校責任者

二度目の和泉府中校責任者ですね。今回は自ら志願されたとか…。

 はい。前に和泉府中校責任者を務めてからずいぶん時間が経ちました。この間、日本全体の経済情勢の変化もあって、中学受験のニーズとトレンドが大きく変わったと認識しています。以前の「ひとまず」あるいは「ともかく」中学受験というような方はいなくなって、今は将来の職業選択までを視野に収めた明確な目的意識をもって中学受験に臨まれる方々ばかりです。そして、そのための進学塾に対してもより高い教育品質、より深い専門性が厳しい目で求められるようになりました。
 私は奈良や京都でも指導しましたが、自分のホーム(本拠)はやはり大阪の中南部、和泉や河内地域かなと思っています。いま申しましたように全体状況の変化は承知していましたが、うかつながら思い入れのあるこの地域での近年の動きまでは知りませんでした。
 もともと和泉や河内は能開センターが強い地域です。根強い多くの能開ファンのご家庭に支えられてこれまで活動し、しっかりと成果も上げてきました。しかし最近になって近隣に新たな競合先の進出があり、苦戦を強いられる場面も散見することになったのです。
 そこで居ても立ってもいられなくなり、自分の経験を生かせるのではないか、もう一度和泉府中校でがんばれないかと強く思うようになりました。ダメモトで本部に自ら申し出て、和泉府中校勤務を志願しました。もちろん組織ですから、自分の好き勝手が通るわけではありません。ところが、ちょうどうまい具合に人員再配置のタイミングと重なり、運よく和泉府中校に配置換えとなったのです。こうして念願がかない、めでたく再登板と相なりました(笑)。

地元付近で和泉府中校のブランドを確固たるものにしたい

再登板校責任者としての抱負をお聞かせください。

 和泉府中校は今春、灘1名、東大寺学園4名、西大和学園5名、大阪星光学院4名、四天王寺2名、清風南海16名、智辯和歌山2名などの合格者を送り出しました。毎年、ほぼこのような合格実績です。これだけでもおわかりいただけるように、大変優秀な会員生たちが集まる校なのです。
 和泉府中校は、ともに能開センターがある天王寺と和歌山を結ぶJR阪和線・和泉府中駅前に位置する戦略拠点校ですが、近隣の鳳、また東岸和田とも快速でわずか5分の至近距離です。が、和泉府中を含めてこれらの地域にお住まいにもかかわらず、難関中学へは天王寺まで出かけてそこの有名塾に通わなければ合格できないと最初から思い込まれているご家庭が少なからずございます。
 そこには能開センターもありますので少々言いにくいところもあるのですが(笑)、わざわざ時間をかけて天王寺まで数年にわたり通塾する必要などありません。地元・和泉府中をホームに安全に通塾して十分難関中学へ合格できます。毎年の実績がそのことを証明していると思います。私の使命はこのことを地域の方々に強くかつ広くアピールし、能開センター・和泉府中校のブランドを確固たるものにすることにあると自任しています。
 そこで、私は中学受験をお考えの保護者の方々との接触をより多く持っていきたいと考えています。どなたでもご参加いただける「教育フォーラム」を数多く開催し、中学受験とはどういうものか、どう準備を進めていけばよいのか、ご家庭では何が大事なのか、さらに中高での学力伸長を経ての大学進学と将来の職業選択の展望などをわかりやすくお話しさせていただいております。
 関連して一つ申し上げておきますが、阪和線一本で通える和歌山県の私立中学の良さが案外知られていませんね。特に近大附属和歌山中、それに開智中は「買い」です。などなど、和泉府中付近にお住まいだからこその、「ここだけの話」をたっぷりとさせていただきます(笑)。
 次の機会としましては、11月3日文化の日に「統一学力テスト」というテストイベントがございますが、お子さまのテスト実施と並行して保護者の方対象に同様のお話をさせていただきます。また、11月24日(土)、鳳のウェスティ西文化会館で「中学受験始めよう! 今さら聞けない基本の話」と題して教育フォーラムを開きます。ご参加自由です。能開センターのホームページからもお申し込みいただけますので、お気軽にご参加ください。

本番に備え「ホーム&アウェイ」戦略で力を磨き、伸ばす

和泉府中校のご紹介をいただけますか。

 和泉府中校の小6は現在、最難関中受験のT2、難関中受験のT1、有名中受験のAの3クラス編成です。T2の男子は東大寺・星光、女子は四天王寺(英数Ⅱ)、T1は清風南海・四天王寺(英数Ⅰ)、Aは清風・清教などが主な目標校となります。
 能開の中学受験合格システムでは、小6で「ホーム(本拠)&アウェイ(出先)」の戦略をとっています。すなわち、平日は地元校で実力を磨き、週末はエリア拠点校に集結しそれを伸ばす、です。現在は移行期で、週末は堺東校に集結していますが、次年度からは天王寺校に集結となります。そこで「星光特訓」や「四天王寺特訓」を受講するわけです。
 これで、先ほど失礼申し上げた"天王寺じゃなければ派"のご家庭にも少しお許しいただけるかなと密かに思っています(笑)。しかし週末だけです。普段の実力練成はあくまで、安全で利便のよい地元・和泉府中校においてです。なお、小5までは一部の資格制の講座を除いてすべて和泉府中校において指導します。
 ちなみに、小6で「ホーム&アウェイ」戦略をとっているのは、入試は試験会場であるその中学に出向いての勝負となるからです。能開の集結校でも、普段は顔を合わさぬメンバーの中で競い合うことになります。「出かけていって得点する」と言っているのですが、出先でこそ実力を発揮できる練習を積まなければなりません。能開では週末以外に、春夏秋冬計4回、擬似入試体験を兼ねて近畿圏全体での集結特訓を、わざわざ清風中学校舎をお借りして実施しているのもそういう理由からなのです。
 なお、この戦略は私たち指導者にも大切な振り返りの機会となっています。ともすれば担当クラスだけ、校内だけで子どもたちを見がちです。しかし入試はそんな枠組みをはるかに超えた厳しい現実です。目の前の子どもたちを客観的に見据え、必要な対策指導を的確にかつ素早く実行していくことが肝心です。月例テストに加え、エリア集結や清風集結特訓を、子どもたちの実像を正しく捉え直す絶好の機会としています。
 その上でですが、和泉府中校ではチームワークを大切にしています。まず各クラス、クラスを超えて学年、そして和泉府中校全体。子どもたちも指導スタッフも受付教務スタッフもファミリーです。もちろん、それに保護者の方々も。アットホームで本当にいい校なのです。

お弁当でいっぱいの和泉府中校のテーブルが語るもの

なにかエピソードなどありましたら…。

 どの校でもそうなのですが、小5・6年生は授業時間が長いので、途中軽食タイムがあります。ここ和泉府中校では、受付の脇にある来客用のテーブルがその時間、お弁当置き場に早替わりします(笑)。
 働いていらっしゃるお母さま方も多いのに、なんとかご都合をつけられ、温かいお弁当を作られてお子さまにお届けに来られるのです。テーブルに一つ、二つ、三つと、次々にお弁当が増えていき、しだいに一杯になっていく光景を眺めていると、いつもこみ上げてくるようなものを感じます。そして、私もがんばろう、より良い指導をしっかりと行おうと励まされるのです。
 中には時間になってもお弁当が届かず、不安な面持ちでお母さまを待つ子もいます。そしてお弁当を持ったお母さまが到着し、それを手渡され、思わず満面の笑みを浮かべる子も…。だから、私は機会あるごとに子どもたちにこう言います。こうして勉強できるのは保護者の方々のおかげだぞ、感謝しなさいと。
 和泉府中校で優秀なのは子どもたちばかりではありません。たいへん失礼な申し上げ方で恐縮なのですが、お母さま方もとても優秀でいらっしゃいます。というのは、いろいろな申込書をお出しいただく機会が多くありますが、提出期限の遅れや申込書の紛失などがほぼないのです。また、お子さまを通じてお伝えしたことがきちんとご家庭まで伝わっている。どちらも素晴らしいご家庭ばかりだな、というのが多くの校を経験してきた私の偽らざる感想ですね。
 エピソードではありませんが、和泉府中校が誇る受付教務スタッフの話もさせてください。受付教務スタッフは私たち指導スタッフと会員生およびご家庭を結ぶ、とても重要な役目を負っていますが、わが和泉府中校のスタッフは会員生全員の顔とフルネームを記憶していることはもちろん、それぞれの保護者の方のお顔もすべて知り尽くしています。ですから、お弁当の受け渡しもスムーズなのです。
 また、たとえば子どもたちの表情のわずかな変化も見逃しません。そんなとき、「◯◯くん、お家で何かあったのじゃないですか?」と私たちに声をかけてくれます。さらにご家庭に関しては、それぞれ何曜日のいつ頃に電話をおかけすればご連絡がつきやすいかまで知り尽くしているのです。タネなどありません。一回一回、毎回のやり取りをしっかりと整理して記憶できているだけです。私なんかからすれば、ものすごいことなのですが(笑)。こんな優秀なスタッフも一体となって、私たち和泉府中校の指導を支えています。

卒業生がよく遊びにくる校、入試へ送り出してくれる校

子どもたちの指導で心がけていることは?

 これは能開であればどこでも同じでしょうが、一人ひとりの子どもたちと保護者の方々をしっかりと見て、きめ細かく対応するようにしています。授業は楽しい授業を心がけています。奇しくも小5の会員生が言ってくれたのですが、「授業が楽しくなければ能開じゃない」ですね(笑)。
 あと、何で勉強するのか、という話もしますね。将来、社会に出れば、君たちは日本のリーダーになるんだ。だから自分自身を厳しく磨く必要がある。人一倍、がんばる必要があるんだ。保護者の皆さまもきっと期待されているだろう。一人ひとり、そういう高い志を持ったメンバーの集団が能開なんだ。苦しい時にはこのことを思い出して、くじけずがんばれ。というようなことをよく話しますね。
 そうそう、OB、能開の卒業生がよく遊びに寄ってくれますね。そのときは、そのまま教室へ連れていき、話をしてもらいます。進学した学校のこと、いまの学校生活の様子、それから能開に通っていた当時のこと、受験したときのことなど。案外すんなり話してくれるのですよ。なぜなら、自分も先輩からそんなふうに話を聞いてきたからです。伝統ですね(笑)。
 思い出しましたが、いま計画していることがあります。それは入試本番に向けて直前に行う「出陣式」でのプランです。OB生たちといっしょにしたいと考えています。実は生駒校にいたときはそうしていたのです。数十人集まってくれるのですよ。「がんばれー!」と受験生に声をかけてくれて、気合入れなどもいっしょにやりました。ここ和泉府中校でも、ぜひ実現したいですね。
 お母さま方へは、「能開では楽しく勉強させています。これを大事にしてください。勉強することへの興味を失えば、学力は伸びなくなります。勉強を喜んで続けている限り、必ず成績は伸びます。長い時間をかけてのお子さまの変化にこそ価値を見出し、ほめてあげてください」とお願いしています。そして「ご家庭で何か気になる変化があれば、ご遠慮なくご連絡をください」と。
 たとえば、子どもたちは調子がいいときは、ご家庭で能開の話をよくします。「今日、先生がこう言った。◯◯くんがどうした」といった話です。そんな話をあまりしなくなったときは何かありますから、必ずご連絡をくださいとお願いしていますね。

JR和泉府中駅もリニューアル、私が和泉府中校の価値を高めます

最後に新校責任者としてアピールを。

 ありがとうございます(笑)。3つアピールさせていただきます。
 まず、和泉府中校の目標です。能開の大阪中南部における戦略拠点校としての存在感をより高め、地元で難関中学受験をするなら能開センター・和泉府中校でという評価を確立します。そういう中での戦略的ライバルは、申し上げましたように天王寺の有名塾です。地元に引き止められるかどうかですね。そして現実的ライバルは、わが和泉府中校周辺に位置する能開センター各校です。北に堺東校、西に岸和田校、東にいずみ校に取り囲まれています(笑)。和泉府中校は負けません。
 次に、校環境です。JR和泉府中駅は現在リニューアル工事中で、来年4月に一変します。現在、和泉府中校は駅前からやや南方にあるのですが、それがこのリニューアルにより駅舎が南方に移動し、新しいロータリーの真正面に和泉府中校が位置することになります。駅の方から和泉府中校に近づいてくれるのです(笑)。結果として、利便性と安全性がますます高まります。鳳や東岸和田周辺にお住まいの方も、いっそう通塾しやすくなります。
 最後に、恥ずかしながら私自身のアピールを(笑)。現在、和泉府中校で採点スタッフとして関わっているKさんと彼の兄は、私の河内長野校時代の教え子です。お母さんが小5の2学期に兄の転塾希望の相談に来られた時、時期も時期なので入試までに能開で応援できることとできないことがある旨のリスクのご説明やいろいろなご心配事をお伺いしたりしているうちに、授業後に開始した懇談が終わったら、何と4時間が経過していました…。
 お母さんとはもちろん初対面でしたが、懇談の終わりの方では、ご夫妻の馴れ初めの話まで飛び出していたことがなつかしく思い出されます。その後、兄は無事第一志望の清風南海中に合格し、弟のKくんも入会しました。そういうご縁もあって、今も毎年ご一家の写真付きの年賀状を頂戴しています。以上、私はこんな男です、というアピールでした(笑)。
 せっかくの二度目の和泉府中校責任者です。本当に精一杯がんばります。ご支援よろしくお願いします。

ありがとうございました。