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特別座談会「驚異の灘中合格率!!《最難関α特訓》の秘密」

出席者

佐々木 康明 佐々木 康明(《最難関α特訓》リーダー)
灘中をはじめ最難関中学の受験指導に一貫して取り組む、能開算数科の第一人者。2013年度設置の《最難関α特訓》に企画段階から関わり、その直接指導とともにコーディネーター役も務める。

鳥居 輝良 鳥居 輝良(《最難関α特訓》算数リーダー)
多年灘中受験生を指導し、数多くの合格者を輩出。2013年度より能開センターに移籍し、待望の《最難関α特訓》講座を提案。入試直前期には指導の中核を担い、今回の高合格率を実現させた。

安川 善人 安川 善人(いずみ校・難関校受験クラス担任/能開センター理科主任)
今回、4名挑戦し全員合格したいずみ校・難関校受験クラスの担任を務める。校でゼミ指導を担い、上本町校の《最難関α特訓》へ灘中受験生たちを送り出してきた、校サイドからの思いを語る。

能開でやったことがなかった新タイプの「灘クラス」を導入する

――能開センターは今回、過去最多の灘中13名合格という実績を上げましたが、合格率でも驚異的な数値です。これをたたき出した《最難関α特訓》の秘密を、今日は洗いざらいお話いただきたく思います。まず、《最難関α特訓》というのはどういう講座なのですか?

鳥居 はい。2013年度から上本町校に設置された、灘中合格をめざす小6生のための土日中心の特別講座なのですが、その意義は2点あります。まず、能開センターの基幹カリキュラムシステム(ここでは大阪星光学院中をはじめ、東大寺学園中までを保証)だけでは灘中への対応はできませんので、これをカバーする必要があります。それを本講座で完璧に行います。次に、灘中合格をめざすという同じ志を持った子どもたちがひとつの教室に集まりますので、そこで同じゴールをめざして互いに切磋琢磨し合える場だということです。

佐々木 誤解なきよう補足しますが、もちろんこれまでから灘中対応はしてきました。ただし、土日だけ各エリアの特訓実施校へ通い、あとは所属校の指導に任されるものでした。

――今年度からの《最難関α特訓》は、どこがどうちがうのですか?

佐々木 第一に、実施日が大幅に増えました。土日に加え、「集結特訓」や「志望校別模試」の実施日、さらに入試直前の「冬ゼミ~入試日」期間においては連日、開講しました。能開センターでは目標を灘中に絞り込んだクラスをこれだけ長期的に編成したことは初めてのことです。特に入試直前期の連日指導を《最難関α特訓》に委ねたのは画期的でした。
 あと、秋まではオープン講座として全受験生に開放しました。ただし、入試直前期においては能開センターの会員生だけのクラスとなります。今実績もこのクラス人数に基づくものです。

――どんなクラスなのですか?

佐々木 「灘クラス」という集団が成立しました。数名ではなく十名を超えてこそ、クラス指導が可能になり集団原理が働き始めます。各校ではこのようなクラスは編成できません。だから、ともすれば“井の中の蛙”になりがちなのです。しかし、ここでは自分が本気で競争し合わなければならないメンバーばかりがそろっていますので、集中度がまったく違います。この環境は貴重です。

――なぜこれまでそうしてこなかったのですか?

佐々木 どうしてでしょうね(笑)。そうした方がいいとわかりながら、なかなか踏み切れなかったのです…。

鳥居 “新参者”の私から申し上げましょう。おそらく能開センターの先生、子どもたち、そして保護者の方々が“いい人”たちだからでしょう。他では当たり前の灘中受験生を集めて指導することの効果そのものに疑念があったわけでは決してなく、ふだんの校を離れ遠くで学ばせることが何かかわいそうに思えたり、自校から子どもたちを手放すことが責任放棄のように思えたりしたのじゃないでしょうか。それに、そこまで指導してきたのですから、最後まで自分たちの手で面倒を見てやりたいという思いも強くあるでしょうし。保護者の方々も、自分の目が届かない所へ子どもが行ってしまうような気がして不安感をお持ちになったのでしょう。
 何事であれ、どんな小さなことであっても、新しい一歩を踏み出すことはとても勇気の要ることです、後から見れば「なんだ」と思えることでも。だからこそ私が提案しました。それが能開センターへやってきた私の使命だと思いましたから。

鳥居効果による“化学反応”で能開生が変わっていった

――まさに「案ずるより産むが易し」ですね。初年度にしてたちまちの大成果でした。しかし、もし結果が伴わなければ、この提案はかえって大変なダメージを全能開に与えかねませんでした。初年度のプレッシャーはなかったのですか?

鳥居 特別なものはありません。なぜなら、私にとってはこれまでもそうでしたから。私が受け持つ仕事は、多くの人たち、つまり子どもたち、保護者の方々、関係する先生たち、みんなの夢や期待を背中にずっしり負って行うものだと常に覚悟して引き受けています。
 無論、まったく「もし」を考えないわけではありませんでしたよ。実際、環境が変わり、いろいろとこれまでと違う場面に出くわして戸惑ったり驚きを感じたりすることがありました。特に子どもたちが「こんなことができないのか」と思うことがあれば、「へえ、こんなことができるんだ」と感心することもありました。でも、これも想定内です。その場その場で考えて、模索しながら進めていきました。

――佐々木さんはどうでしたか?

佐々木 不安はありましたね、正直言って。しかし、鳥居さんの灘算数への見識の深さと広さ、人柄そして能開へかける思いを知るにつれ、この提案に乗り、彼と運命をともにしようと覚悟しました。
 先ほどの話の続きで、今年からの《最難関α特訓》のこれまでとの違いですが、やはり大きいのは授業内容そのものです。詳しくは鳥居さんからお願いしたいと思いますが、後半期からの教材はすべて作り直しました。もう自転車操業で、毎週毎週たいへんでした。そのときの鳥居さんのパワー、力量には脱帽しましたね。灘中入試にピッタリの教材が次から次へと生み出されてくるのです。

――《最難関α特訓》は「土曜が鳥居、日曜が鳥居・佐々木」の強力ツープラトンでしたが、当初からこの結果を見込めたのですか?

佐々木 よく出来る子たちだと思いました。粒ぞろいでしたね。でも、ほぼ全員が灘中合格という結末が望めるとは、とてもとても思いませんでした。そういう意味では、開講当初は昨年度までと同じ感触でした。
 ところがです。10月も終わりに近づいた頃でしょうか、「あれ、何かちがうぞ」と感じ始めました。例年と違う変化が起こり始めました。子どもたちが問題に対して、これまでとは異なる反応をとり始めたのです。

――それはどうして?

佐々木 “化学反応”だなと直感しました。「鳥居効果」です。鳥居さんの参画、そして新教材と授業が、能開の子どもたちの中に新しい化学反応を引き起こしたのです。そうとしか言いようがありません。

これまで未完成だった“灘中合格システム”を能開で完成させたい

――では鳥居さん、《最難関α特訓》で導入したシステムを説明ください。

鳥居 初年度でしたので、まだ発展途上のものだということをお断りしておきます。夏までは従来教材を活用しました。失礼ながら、能開には想像よりも良い教材が整備されていましたから。多少メンテナンスはしましたが。
 秋以降の教材は全面的に新作しました。授業の仕組みも変えて、実戦的な演習を繰り返す訓練形式に切り替えました。「灘模試」を毎回やっている感じで…、要するに初見の実力テストですね。灘中入試をリアルにシミュレートすることが大切なのです。入試の受け方というか臨み方、アウトプットの力や技術、これを極限まで磨くことを重視しました。“生きた球を打って”力をつけるということです。授業は、その後に解説という形式です。
 ご承知のとおり灘中入試は2日間あって、《最難関α特訓》の土曜日で「1日目」、日曜日で「2日目」の対策を中心に進めました。中でも1日目は灘独自のスタイルです。初年度はまず、これを攻略できる力を徹底的につけたいと考え、教材作成もこれに傾注しました。

――まだまだブラッシュアップの余地があるということですね。

鳥居 そのとおりです。受講生の子どもたちの、灘問題に対しての“原始人”ぶりに何度も驚かされました。入試3日前の段階でも、解説をすると「おおー、そうだったのか」と子どもたちから声が上がりましたね。システムに“穴”があるのです。
 実は前のところでもこのシステムは完成できていませんでした。その完全実現に向けて、私は能開センターへやって来ました。その企画が《最難関α特訓》なのです。佐々木さんといっしょに完成させていきたいと思います。

――鳥居さんも能開で1年になりますが、ふり返って佐々木さんはどんな“相棒”ですか?

鳥居 能開算数科の良き先輩であり、人生の先輩として尊敬しています。そういう先輩なのに、私のような新参の若輩者の提案を快く受け入れてくださいました。さらに、私がやっていることからも素直に学ばれるのです。たいへん謙虚な方だなと思いました。
 一方、これまでほとんど一人で「能開の最難関中受験指導」というカンバンを背負ってこられた大変さに思いを馳せました。「大阪星光に行くなら能開」という評判はありますが、「灘なら能開」という声は正直聞こえません。そのような厳しい状況の中で、“孤独な戦い”を続けてきたわけですよね。「佐々木さんを男にしてあげたい」、これが私の佐々木さんへの思いでした。

佐々木 過分に褒めてもらいました。灘中受験組に付き添った入試期間中、食事はいつも向かい合わせの席に座って摂り、ほとんど“恋人”状態でしたからね(笑)。

“能開ファミリー”挙げての応援、すばらしい勝負魂たちへの敬意

――今回の高合格率の要因をどう考えますか?

佐々木 実際のところ、最後は違いますが、最初はあちこちの校から集まった集団でしたから、よくこれでまとまって合格できたものだと、私たちの方が感心しているのが率直な気持ちですね。一人ひとりの灘中合格にかける思いとがんばり、それに初めに言った同じ思いを持った子どもたちが一つの場に集まったことによる相乗効果、集団になることで初めて出現するシナジーパワーがこの合格へとみんなを押し上げていったのだと思います。

鳥居 言うまでもなく忘れてはならないのは、夢を叶えられなかった子もいるということです。それぞれの子にとって、特訓生全体の合格率など意味はなく、自分が合格できたかできなかったかしかないのです。私は言うまでもなく真剣にクラスの「全員合格」をめざしてきました。
 この痛み、無念をしっかりとしっかりと受け止めたいと強く思います。この無念さを次につなぎたいと思います。これが私たちの大きな課題であり、次年度の仕事です。

佐々木 結果を知り、「あと3日あれば」と思いました。これは修辞でも言い訳でもありません。本当にそうなのです。その3日間を前倒しして教えてやれなかったことが、私たちの力不足ということなのです。

――予想以上に力を発揮した子は?

鳥居 ほとんど全員ですね。灘中入試ではギリギリのところに立った子は不合格の方を向いて倒れると言われますが、今回は見事に合格の方へ向かいました。灘中入試での合格は学力だけではありません。本番での力、問題を見ての瞬発力、ある意味で学力を越えた力の差が勝負を決するのです。これを制した彼ら、その勝負魂に心から敬意を表したいと思います。

佐々木 私も同意見です。まず大丈夫だろうなと思ったのは数名だけで、あとのメンバーは当日次第だと思っていました。これまでと違ったのは、クラスの集団パワーだけでなく、今まで以上に“能開ファミリー”みんなで受験生たちを送り出せたことでしょうか。
 年末に保護者会を2回行いました。ここで保護者の方々と理解を深め、連帯を強めました。また《最難関α特訓》の授業担当者とそこへ子どもたちを送り出している各校スタッフが一同に会して情報交換を繰り返してきた「灘ミーティング」という連絡会があるのですが、参加者が20~30名と毎回受講生の数を上回っていました(笑)。これほど灘中入試に向けて盛り上がった年度はなかったですね。こういうことが最後の後押しになったのだと思います。

送り出し校の思いを受け止め、その重さをひしと感じて引き受ける

佐々木 だから、合格の一報が届いたときは盛り上がりましたね。自校の子だけでなく、どこの校の子であってもみんなで抱き合って大喜びしました。そういえば、安川さんはいなかったですよね。あとで聞いたところでは、東大寺学園のグラウンドの片隅で号泣していたとか…。
 ちょうど合格発表の日は、東大寺学園中の入試日です。早朝、受験生への激励と送り出しが終わったあと、私たちは最寄りの西大寺校に入り、灘中の発表を確認するスタッフからの連絡を今か今かと待っていました。灘中入試に4人送り込んだいずみ校のクラス担任なのに、どこへいったのだろうかと思っていたのですよ。

安川 合否連絡の場にいるのは、居たたまれなかったのです…。だから、東大寺での送り出し後もそのままそこに残りました。もちろん全員合格を願っていました。信じていました。でも、一人でも不合格だったらどうしようと悶々とした心持ちになる一方、無事合格できたらどんな反応をすればいいのやらなどと、自分でも自分の気持ちがまったく整理できない状況で、一人寒いグラウンドであれこれ考えていると、4人一人ひとりの顔が次々と浮かんでは消えして時間が過ぎていきました。そしてケータイの呼び出し音でようやく我に返りました…。

鳥居 「灘ミーティング」の際、安川さんの姿が印象的でした。安川さんは私の前に来て、ただ「よろしくお願いします」とだけ言い、深々と頭を下げました。私はそこに子どもたちを《最難関α特訓》に送り出す校担任としての深い思い、言葉にならない愛情を感じると同時に、その思いが伝わりその重みをひしひしと感じました。
 入試に向けて数年間ともにがんばってきて、最後の最後の直前期を自分の手で教えてやれない不如意、思い通りにならないもどかしさはいかばかりだろうか…。と思うと、何としても合格させてあげなければという思いがいっそう強くなりました。

――《最難関α特訓》へ、校としてはどう送り出しているのですか?

安川 まず保護者の方々にしっかりとご説明すること、これが肝心です。毎週末、そして最後は毎日、遠くまで通塾して大丈夫なのか、かえって効率が悪くなるのじゃないのか、そんな不安をお持ちになるのは当然のことですから。今回の成果が「論より証拠」ですが、《最難関α特訓》へ集結することのメリットを説きました。灘中入試に精通し最高の実績を上げている専門家・鳥居と佐々木が指導し、校では実現不可能な灘中受験を志す精鋭ばかりがそろう最高の学習環境がそこにあると。
 直前期の送り出しについては、私たちとしては、自分たちに代わって子どもたちを引き受けてくれる鳥居さんたちに迷惑がかからないように、最高の直前指導の足を引っぱらないよう、それまでに何をどこまでどうやっておけば良いか考え、工夫して実行し上本町校へ送り出しました。おそらく、送り出し校ではどこも同じようなことをしたのではないでしょうか。

《α》2年目、「能開で灘をめざそう!」という機運を盛り上げたい

――さて、この実績を引っ提げての2年目です。

鳥居 「大阪星光はもちろん、灘に行くのも能開」という評判を広げていきたいと思います。「能開で灘をめざそう!」という機運を盛り上げていきたいですね。

安川 今回の実績は、これをアピールする私たちに裏付けを与えてくれ、自信を持って保護者の方へもお話しやすくなります。
 「うちの子は星光でいいんです」といった声を、実はよく聞きました。それからです、「もっと上をめざせるのに、これで本当にいいのか」と、校で考えるようになったのは。今回4人を灘に挑戦させてあげようと思ったのもこういったことが背景にありました。

佐々木 残念ながら、現状は鳥居さんの指摘どおり、まだまだ能開の保護者の方も子どもたちも、私たち指導者も“高み”をめざせてはいないのです。

鳥居 だからこそ、《最難関α特訓》なのです。《α》は“最高峰”を示しています。能開に《α》の概念を注入した初年度が2013年度です。2年目は「能開には《α》がある」という認知を内外の常識にしていきたいですね。
 《最難関α特訓》はトップレベルを肌で知る機会です。オープン講座として門戸を開いていますので、秋までは他塾のトップレベルの子たちも集まります。相互刺激になり、切磋琢磨できる場になっていると思います。実は今回灘へ行った能開メンバーは最初他塾生に太刀打ちできませんでした。しかし終盤は互角に渡り合っていましたよ。私は、だれであれ受講生の期待を裏切らない、受講のしがいがある授業を展開していくつもりです。

佐々木 小4・5年生には《最難関α選抜特訓》が用意されています。《最難関α特訓》と同様、能開の《α選抜模試》「中学受験公開模試」あるいは所属塾でのテスト成績による参加資格判定はありますが、これさえクリアすればどなたでも受講できるオープン講座です。遠慮せず「能開の《α》」をどしどし体験してほしいと思います。私も参加してくれた子どもたちが必ず満足できる授業を行います。

――小6《最難関α特訓》《α模試》、小4・5《最難関α選抜特訓》《α選抜模試》と、《α》のラインナップがそろいました。新年度の小6《α》メンバーはどうですか?

鳥居 もちろん、すばらしい子たちぞろいですよ。“未開発”の部分が相当大きいのです。逆にいえば“可能性”がそれだけあると言えます。能開生は大抵そうなのですが、他塾での習熟ペースに比べると、一般的に未開発な子が多いですね。
 このことを能開のスタッフ自身が自覚し、意識的に意欲的に能開全体の“能力開発”“能力アップ”に取り組んでいかなくてはいけないと思います。それが「子どもたちに夢を見させてやる」ということにつながりますから。私も昨年以上に踏み込んで《α》内外への働きかけを強め、《α》の裾野を広げていきます。何よりも大切なことは、「あらかじめあきらめない」こと、つまり“チャレンジ”を忘れないことです。

「能開《α》」宣言: やるからには金メダルをめざす!

――灘中入試本番での鳥居さんの「直前指導」を見学しました。「リスクを恐れるな!」という趣旨の話だったと思います。もちろん今から始まる灘中入試へのことだったのでしょうが、同時にそれを越えてこれからの人生へ向けての励ましのようにも聞こえました。子どもたちだけにでなく、周りの大人へも話かけているような気もしましたが…。

鳥居 ありがとうございます。そこが一番伝えたかったことなのです。「安全策に逃げ込まず、果敢に攻めて解け!」ということです。それが灘中入試という“勝負”で勝つ、すなわち合格するために絶対に必要なことだからです。「リスクを恐れないでチャレンジすること」、これは大人になっても大事なことですよね。自分自身を含めて、その場にいる大人への“活”でもありました。
 私の尊敬する“勝負師”、将棋の羽生善治氏の座右の銘は「運命は勇者に微笑む」です。また、囲碁の井山裕太氏に「安全は最善の策ではない」という言葉があります。ともに「安全な手では大きな幸福はつかめない」ということですね。だから、リスクを恐れずチャレンジすることが大事なのです。

佐々木 2013年度から小4でも《最難関α選抜特訓》を開講しましたが、毎回90名ほどの参加がありまして、うれしい悲鳴を上げていました(笑)。これは能開ではこれまでなかった動きです。会場が上本町だという立地も参加しやすさにつながっているのでしょうが、早くから自分を磨くこと、チャレンジすることの大切さに気づいてもらえてきている証左とも受け取っています。1年目は「実戦模試+解説」というスタイルでしたが、2年目はぜひ授業を楽しんでもらいたいと思っています。

安川 校でも「参加資格証をもらったが、どうしよう」と相談を受けます。私は「ぜひ行ってきなさい」と答えています。“井の中の蛙”になるな、がその心です。そして戻ってきた子に「どうだった?」と聞きますと「むずかしかった」です。でも、続けて「楽しかった」と笑顔を見せてくれます(笑)。

佐々木 実は、回を重ねれば参加者は減っていくのではないかと案じていましたが、参加人数は減りませんでした。関心の高さ、それに各校からしっかりと送り出してもらえているのだなと痛感しました。同伴の保護者の方々もご熱心です。解説は授業見学してもらえますが、ほとんどの方が参加され、たいへん興味をもって私の話を聞いてくださいました。

――そうそう、小4・5「α選抜特訓」が西宮北口校でも開講と聞きました。

鳥居 そうです。阪神地区の西宮北口校でも小4・5《最難関α選抜特訓》を開講し、小6《最難関α特訓》(上本町校実施)への道筋を示していきたいと思います。この地区で灘・東大寺・甲陽・洛南・神戸女学院・西大和(女子)などの最難関中学をめざしている方、ぜひ「能開の《α》」を体験ください。

安川 《最難関α特訓》に期待します。校では灘中に特化したクラスはなかなか編成できません。灘中は算数のみならず、国語も理科もやはり特殊ですからね。

佐々木 トップ層の子どもたちが校を飛び越えて上本町校へ集結することにより、次の層の子どもたちもレベルアップできます。「指導軸、学習軸が安定し、子どもたちがより集中できた」とか、「《最難関α特訓》に委ねることによって、今しなければならない指導に打ち込めた」といった声を他の校からも聞きました。
 事実、灘だけでなく、東大寺・西大和・大阪星光・清風南海などの難関中において、今年度ことごとく能開過去最高の実績を上げることができました。

鳥居 みなさんのおかげで、今回能開一致団結しての“最強チーム”が作れ、一つの栄冠を手にすることができたと思います。これからは「灘をめざして」能開に来てくれる子たちも増えていくことでしょう。
 やるからには一番の高みをめざす。これが大切です。2020年に東京オリンピックが開催されますが、そこで「銀メダル」をめざしてがんばる人がいるでしょうか? 「やるからには金メダルをめざす!」、これが「能開《α》」の宣言です。

――みなさん、長時間ありがとうございました。

(1月24日取材 文書:編集部)

能開センターの灘中分析&対策講座