指導者が語る合格指南

TOP > 指導者が語る合格指南 > 川野 昌彦・千里中央校責任者

北摂地区で志望校合格と進学後を見据えた最高の指導を

 能開スタッフの中でも多彩なキャリアを誇り、優れたオールラウンドプレーヤーとして知られる。特に、高学年生への受験学習指導は当然のこととして、その礎となる低学年カリキュラム・教材・指導にも精通し、かつ文系理系を問わず教材作成や教科指導を不足なくやり遂げるトータルな教科力には目を見張るものがある。
 こうした総合力にも感じられる、問題を捉える視野の広さや、状況を客観的に観察・分析し沈着冷静に的確な判断をくだす能力が高く評価され、注目が集まる新設の千里中央校・初代責任者に今春抜擢された。
 子ども好きで、授業では愛情を持ってやさしくていねいな指導を行うが、その背景には教育心理学の発達段階論など教育理論の知見がしっかりと踏まえられている。

念願の北摂地区で洗練された「塾教育サービス」をご提供

いよいよ北摂地区にも能開センターが登場ですね。

 はい。幹となる上本町・天王寺の中央指導ラインの確立と大勢の有能な指導者の参画を背景に、能開センターは念願だった北方面に指導エリアの拡大を果たしました。それが“阪神・北摂エリア”です。阪神の西宮北口もそうですが、ここ北摂の千里中央も学習塾の密集地だと言えると思います。そして新参なので当然なのですが、どちらも能開センターの知名度はまだまだこれからの地区です。この場を借りまして千里中央校の紹介をさせていただけたらと今日は思っています。
 千里中央校は昨年秋にオープンし、体験的な授業やイベントを実施させていただき、今年2月から本格的にゼミ指導を開始いたしました。江坂校から移ってくださった継続会員の方々に、新たにご入会の皆さまを加えて、小学2~6年ゼミをスタートさせることができました。特に江坂校よりの継続会員の方々につきましては、通塾がやや遠方となるにもかかわらず、たくさんの方々が“転校”くださいました。本当にありがたいことだと深く感謝しています。
 立地としましては、地下鉄御堂筋線につながる北大阪急行の終点であり、阪急線に連絡している大阪モノレールのターミナルである千里中央ですが、多くの住宅地域を後背地に持ち、だからこそここが学習塾の密集地となっています。その駅前に立つ高層ビルの15階に能開センター・千里中央校はあります。
 これまでにお越しくださった方々からの印象ですが、やはり教育に熱心なご家庭が多いと強く感じています。「塾教育サービス」への要求水準が皆さん高いですね。最高水準をお求めになっています。たとえば授業の質、宿題チェックの精度、それに教室環境などについてです。これは成熟市場である証で、「塾教育サービス」がきちんと「サービス」(無形商品)として認められているということです。
 ですから、私たちもこの北摂地区で能開センターの洗練された指導を、そういうサービスの一つとしてご提供できればと思っています。皆さまには選択肢が一つ増えた、ということになります。あとは、その中から私たちを選んでいただけるかどうかだけです(笑)。
 自信はあります。まず指導陣が違います。お求めのサービス水準に十分叶うスタッフぞろいです。それから、能開の指導理念の高さとその誠実な実践、一人ひとりのお子さまと保護者の方々のためのフォローシステムは皆さんの予想を越え、きっとご満足いただけるものと自負しております。ですがサービスは無形ですので、実際に体験していただかなくてはその良し悪しはご判断いただけません。だからこそ、能開センターの指導をぜひ一度ご体験いただきたいのです。

能開センターの指導の基本スタンスは“一人ひとりのために”

千里中央校としての指導方針をお聞かせください。

 能開センターの指導はどの校でも変わりません。ですが、初めての地区、また新規開校したばかりの千里中央校ですので、私はそれをいっそう徹底して押し進めていくつもりです。
 能開センターの指導の基本スタンスは“一人ひとりのために”です。授業自体はクラス全体への働きかけですが、一方的な「講義」のようなものではありません。“厳しさ・熱気・大笑い”をスローガンとしていますように、能開センターの授業は指導者と子どもたち、また子どもたち同士の関係性のダイナミズムをともなうものです。
 授業はクラスの子どもたちへの先生の巧みな投げかけから始まります。そしてプロセスの進行の中で、個人個人に焦点をあてつつ、他の子どもたちの反応も拾い上げながら、正解への試行錯誤をストーリー豊かにクラス全体で編み上げていきます。こうした、多角的なキャッチボールのような動きの一つひとつが子どもたちそれぞれに刺激を与え合いながら、一人なら決してできない高密度の学習空間を教室内につくり上げて、問題解決へのモチベーションを高め、理解を深めていきます。集団の良さを活かした個々人の理解増進が能開センターの授業の仕組みです。
 この授業を踏まえて、授業後に一定の時間「フォローアップタイム」を設けています(学年により仕組みは多少異なります)。ここで、授業で「わかった」ことを、確認テストの間違い直しや宿題として出た課題を通じて自分ひとりでも「できる」ことに変えていきます。その間、授業担当者が質問対応等、直にフォローアップします。残った宿題はご家庭での自習となります。
 またこの時間などを使って、個別面談を行います。確認テストへの取り組みや宿題ノートへの評価など、気づいたときに機会を逃さず一人ひとりに伝えるように心がけています。こうしたモチベーションが子どもたちの力を伸ばす大事なポイントだと認識しているからです。
 一人ひとりを大切にする能開の一番の仕組みは「クラス担任制」です。能開センターのフォローには他にはない“一貫性”があります。授業の各教科担当がお子さまの宿題や質問対応ほか学習フォローを直に行い、その中の一人が「クラス担任」として保護者の方のさまざまなご質問、お子さまの進路やお悩みごとのご相談などについて、個別懇談や電話相談を通じてすべて対応させていただきます。
 また、お子さまの受講科目すべてに責任を持って各教科担当と連絡・調整を行い、成績の管理はもちろん、得意・不得意も勘案しながら、バランスよく効率の良い学習への指導と支援を行います。これが能開の「クラス担任」システムです。これを軸にして、能開の指導の“きめの細かさ”や“めんどう見の良さ”が実現されているのです。

志望校合格だけでなく進学後も見据えた“複眼”での指導

 能開センターとしての大事な指導方針がもう一つあります。“進学後を見据えた指導”です。私たちは私たちの立場から「なんのための受験」なのかを常に考えています。確かに志望校への合格は大切で、無論それは責任をもってやり遂げます。ですが、合格すればそれだけで良いのでしょうか。「塾教育サービスだから、合格後のことは関知しなくていい…」のでしょうか。
 私たちはそうは考えません。むしろ、このまたとない受験生活全体を通して、受験を乗り越えられる学習内容や「合格力」だけでなく、合格・進学の後にも活かせる学習方法、何であれ自分の目標に向かって試練を乗り越えていける姿勢や意欲、つまり「自学自習力」も身につけてもらいたいと強く願っています。また、そうすることが本当の「塾教育サービス」ではないかと考えています。だから、能開センターでの学び、指導は他とは違うのです。
 というのも、実は学習期間は合格した後の方が長いのです。進学校の学習量は多く、学習テンポも速いのがふつうです。大学受験も控えています。人生はさらに続きます。しかも、この受験・合格までの数年間はそれぞれの子どもたちにとって、かけがえのない時間です。同じ時間を使い、志望校合格とともにその“芯”ともなる「自学自習力」を身につけるのは、その後のお子さまの成長にも大きく役立つのではないでしょうか。さらに付け加えるなら、この「自学自習力」は志望校合格にしっかりとつながる力でもあります。申し上げておきますが、これは受験学習とは別に何かを学ぶことではありません。学習スタイル、学び方の問題なのです。
 具体的には、「能開ダイアリー」を通じての自己スケジュール管理の指導、「パワーアップノート」や各教科を通じてのノートづくりの指導、教室内外でのあいさつの励行、授業や自習中の態度・姿勢の指導などです。実はこれらは学習の前提となる“学習習慣”や“生活習慣”の問題なのです。ちなみにスケジュール管理は、学習計画の「立案-実行-振り返り-改善」の流れで行い、これはビジネススキルでいう「PDCAサイクル」と同じです。
 宿題チェックでは、単に課題への理解や進捗を点検し指導するだけでなく、各種テストでの成績も参照しながら、意欲の状態も把握し、必要なアドバイスをフィードバックしていきます。こうするのも、自分のモチベーションをコントロールすることが「自学自習力」にとても大切なことだからです。
 また近頃、子どもたちはふだん楽な姿勢をとっていることが多いようで、ほおづえをつくなど授業や自習中の姿勢があまり良くありません。姿勢というのは「行儀」の問題だけでなく、作業効率を左右する人間工学的な問題でもあり、悪い姿勢は思考力や持続力の低下につながり易いのです。
 だから私たち千里中央校のスタッフは、授業中の子どもたち一人ひとりの姿勢に注意を払うことを怠りません。あいさつを含めて、“姿勢”という「形」は「自学自習力」を支える大事な要素の一つなのです。
 述べてきましたことからもわかるように、能開センターの“きめの細かさ”や“めんどう見の良さ”は、「甘やかし」とはまるで違います。たとえば質問対応も、聞けば答えるというものではありません。自分でどこまで考えたかで対応は変わってきます。常に「自学自習力」を育むためにはどう対応するのがベストか、と考えた上での対応を行っているのです。
 子どもたちからすれば、場合によっては不親切や厳しく見えることさえあるでしょう。私たちは一人ひとりをいつも継続的に見守っています。保護者の皆さまには、一場面だけの対応ではなく、一連の対応の中でご判断いただくことを願っております。
 以上のように、志望校合格と進学後の両方を見据えた指導、この“複眼”での指導が能開センターの、そして千里中央校の特長です。

入試突破力と密着指導力を兼ね備えた指導陣がハイレベルの指導

千里中央校の指導スタッフをご紹介ください。

 あらかじめお断りしておきますが、ここで紹介いたしますのは今現在の主な指導スタッフです。今後、異動もあり得ます。それから、あくまで私の目から見た紹介ですので。
 まず、国語担当の上野先生です。私が言うのもなんですが、いい先生です(笑)。きちんとていねいな解説をされます。しかも迫力がありまして、授業がわかりやすいです。話にストーリー性があって、聞いていてあきません。小6「日曜実戦」の最難関αクラス(上本町校実施)の授業、小4・5「最難関α選抜特訓」の教材制作も担当しています。しっかりとした教科指導力の持ち主なのです。
 大澤先生は理科担当で、最難関中の入試理科の超エキスパートです。指導実績の詳細は控えますが、驚異的なものです。ですが、いや「だからこそ」と言うべきでしょう、すごく柔軟性があって、目の前の子どもたちの目線に立ち、彼らがすんなりと理解できるようなわかりやすい説明をすっとされます。名人芸ですね(笑)。大澤先生も「日曜実戦」最難関αクラスの授業担当です。
 溜(たまり)先生の担当は国語です。女性らしい細やかな心づかいがあり、ていねいな指導をされますが、要所要所ではピシピシと厳しいですね(笑)。良いことも悪いことも見逃さず、的確にアドバイスされます。子どもにも保護者の方にもたいへん誠実です。豊富な指導経験と実績が背後にあるのは言うまでもありません。
 横川先生は算数のスペシャリストで、ハイレベルな指導者です。厳しさと優しさを兼ね備え、しかも熱血漢です。授業では子どもたち一人ひとりの力を少しでも伸ばそうという気迫、パワーがみなぎっています。頼もしい先生ですね。
 それから、村上先生。江坂校の子どもたちといっしょに“転校”してきた算数の先生です。村上先生はいかにも能開らしい先生で、子どもたちのやる気を引き出すのが上手です。一人ひとりにしっかりとした声かけを欠かさず、めんどう見の良さは折り紙つきです。江坂校から来た子たちにはもちろん、みんなから慕われています。
 以上、簡単に紹介申し上げました。このような、北摂地区の入試を知悉した難関突破力と一人ひとりを大切にする能開理念に基づく密着指導力とを兼ね備えたスタッフが、高いレベルの教育指導を実践してまいります。ご期待ください。

入試と科目の本質に精通しているからこそできる指導の工夫

先生自身の指導についてお聞かせください。

 私は千里中央校の全学年に担当クラスを持っています。小学2・3年では算数の担当です。この学年では「算数が好きになる」ように工夫しています。楽しい授業を心がけ、やる気がわいてくるように、かつ、あとの学年につながる力がつくように、「できる」問題に「ハイレベル」な問題を組み合わせて授業を構成しています。「できたー!」の声に、「じゃあ、これはどう?」と持っていくのがポイントです。挑戦意欲を引き出すのです。
 計算力も大事なのですが、入試の数論分野につながる論理力を鍛えることを重視していて、「論理力養成プリント」というのを自分で作り、指導に使っています。小3以上の力試しには「公開模試」などがありますが、小2では「Sテスト」というハイレベルテストになります。実はこのテストの算数は私が作問を担当していまして、その問題はそのまま中学入試のレベルです。こういう入試逆算の観点も織り込みながら、これらの学年は指導しています。
 理科は小学4~6年で担当しています。能開では小4から理科がスタートするのですが、ご承知の通り入試が3科主体となり、ますます重要視される大切な科目となっています。だからここでも「理科が好きになる」ことがまずポイントです。実際、受験学年になって理科が嫌いな女の子をちらほら見かけます。そうならないように、知識学習中心のこの学年では資料集の写真などを多用しながら、授業を進めています。今のところ、「理科、おもしろい!」と言ってもらい、ねらい通りです(笑)。
 理科は自分で調べることが大事です。そのためには自然に興味を持っていることが前提なのですが、興味を持つきっかけにできるちょうど良いものが自然博物館などです。この近くでは、伊丹市昆虫館や箕面公園昆虫館がありますね。そういったところで“自然”に直に触れてみるのは理科好きになる良い機会になると思います。
 小5になれば、理科は「理」(ことわり)の科目となります。自然現象の「なぜ」に対して、きちんと説明できる力が要求されるからです。たとえば、子どもたちは「ピーマンは緑で、柿は赤い」と思っていますが、実は「どちらも熟す前は緑で、熟したら赤くなる」のです。どうしてでしょう? これは熟して種ができたので、目立つようにして鳥などに種をばらまいてほしいからなのです。――まあ、ちょっと合目的的な説明ですが(笑)、小学生にはこういうふうに説明する方がわかりやすいのです。
 自然現象には必ず理由があります。自分で疑問を持つことはまだまだ難しいことなので、子どもたちに疑問を投げかけていくことが大事です。そしてこういう問答の中で“科学的思考力”を磨いていくことが非常に重要なのです。難関中の入試では、この“考える力”が試されています。
 小6は夏までと秋以降に分かれ、秋以降はそれまで積み上げてきた「インプット」を、入試演習などを通じて「アウトプット」していきます。「使えること」や「解けること」は、「知っていること」とは違います。実際の入試に対応できるこの“変換力”をしっかりと身につけていきます。
 ほかに小5の算数も担当していますが、私の担当クラスでは、「基本」を徹底しています。欲張りすぎず、着実に得点力がつくように指導しています。目標校によりますが、この「基本」が確実にできるようになれば、一定レベルまでの入試なら“合格”です。

子どもたちの埋もれている能力を引き出すのが教育という仕事

指導のねらい、子どもたちの様子、最後に今後の予定などお話ください。

 私たちのすべての指導がめざすところは、すでに述べましたように、子どもたち一人ひとりが受験学習を通じて「自学自習力」を“芯”にした「合格力」を身につけることです。そういう意味では、私たちは「アドバイザー」にすぎません。なぜなら、入試はだれの助けもなくたった一人で立ち向かわなければならない試練だからです。
 “芯”となる「自学自習力」、つまり“自分で勉強できる力”こそが重要です。これがあればこそ、受験学習を貫くことができ、志望校合格を勝ち取り、進学後も次なる目標へ向かって進んでいけるのです。このことを十分に認識して、私たち千里中央校スタッフ一同は日々の指導を推し進めています。
 子どもたちは十人十色、いえ百人百様です。それぞれの目標があり、それぞれの受験学習の状況があり、それぞれの自学自習力の形があります。ですからアドバイスの内容もやり方も変わってきます。
 「うちの子は中学受験に向いているでしょうか?」とご相談を受けることがあります。「中学受験」はなにも特殊なものではありません。たいていのお子さまは十分にやれます。それでも不安をお持ちであれば、一度授業を体験されてからご決断いただけたらと思っております。
 いま千里中央校に通ってくれている子どもたちの様子を少し申し上げます。この高層ビルの15階にあってご覧のとおり眺めがいいので、はじめ授業中のよそ見など多くならないかと心配していました。しかし実際は杞憂でした。一べつして、それでおしまいです(笑)。地上なら聞こえてくる車などの騒音がなく、ここはむしろ学習に集中するのに最適な空間だったのです。
 それから、全体的に感じているのは“余力のある子”が多いな、ということです。「教育」の英語「エデュケーション」の原義は「引き出す」です。その通り、子どもたち一人ひとりの“余力”と言いますか、まだ埋もれている能力をしっかりと引き出していくのが教育という仕事でしょう。私たちはそう考え、これに全力で取り組んでいるところです。
 保護者の方がよく口にされる言葉に「うちの子に合った中学…」という言い方があります。失礼ながら、これはお子さまを「いまの状態で変わらない」と決めつけておられる心理からの表現です。しかしお子さまは確実に変わります、成長します。私たちがそれを手助けし、引き出します。だから、目標は1ランク上がちょうど良いのです、といつも申し上げています。
 最後になりますが、皆さまに能開センター・千里中央校を知っていただく機会を、どしどし設けていきたいと思っています。4~6月にかけて「教育フォーラム」「入試分析会」という保護者の方々向けのイベントを毎月行いますし、6月にはお子さまもご参加いただける「理科実験教室」「算数体験授業」も予定しております。
 どうぞお気軽にお運びください。そして何なりとご質問ください。お待ちしております。

ありがとうございました。