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生駒校スタッフが語る“合格指南”

  昨年度より新体制となった能開センター生駒校。以前から明るく開放的な雰囲気で、楽しく学んで学力を伸ばし、地域の子どもたち、保護者の皆さまとともに、中学受験専門塾としてぐんぐん成長してきましたが、ますますパワーアップ! 今日は中心スタッフ3名に、その秘密、工夫や努力、そして思いを語り合ってもらいました。

能開生駒校を卒業した子どもたちが100名規模でやってくる日

――今日はよろしくお願いします。まず自己紹介と生駒校に来ての印象をお聞かせください。

生駒校

明石 明石です。私は、王寺校責任者として4年、八木校責任者として2年、そして昨年からは生駒校責任者と、どういうわけか奈良県の校責任者のイスを次々席巻中です(笑)。そういう中でも、この生駒校はちょっとスゴイですね。能開センターと子どもたちとの距離がとても近いなと感じています。
 いま在籍の子どもたちばかりではありません。卒業生たちがひんぱんに訪ねてきます。中学生、高校生、それに大学生もです。

小津 生駒校でもう10年になる小津です(笑)。そう言えば、昨日もOBが2組、来ましたね。一人は公募推薦で大学が決まったとの報告でした。それから、保護者の方が卒業されたお子さまのご報告にお越しになることもありますよ。

河本 河本です。八尾校責任者、天王寺校副責任者を経て、昨年度より生駒校でお世話になっています。前は大阪の街中の校にいたということもあるかもしれませんが、生駒校の子どもたちは純朴、素直な子が多いように思いますね。こういう子どもたちは力がぐんぐん伸びていきます。保護者の方も子どもさんの成長を将来まで見据えてゆったりと長い目で見守っておられるように思います。

明石 そうですね。私もそう思います。そして、ここ生駒で求められている教育ニーズと能開センターが考える教育の理念と形がちょうどうまくマッチし、生駒校独特のアットホーム感が生まれているように思います。学力、成績とともに、一人ひとりの人間性にも注目した指導をし、体調まで気づかうのはおそらく能開センターだけです。そういう中で、子どもたちは驚くほど成長し変わっていきます。

河本 生活力を基盤にした学力形成、受験を通した学力と人間力の練成をめざす能開センターには人間への信頼があります。明るい雰囲気はきっとそこからくるのだと思います。私たちはもちろん、子どもたちも、保護者の皆さんも明るくアットホームです。だから、受験や塾ということで、暗いあるいはカタいイメージを持って初めてお越しになった方は決まって驚かれます。

明石 生駒校に来て私が一番驚いたのは、入試直前に行われる「出陣式」です。これは生駒校の受験生全員合格に向けての壮行会ですが、その日、自分も応援しようと自主的にOBがなんと100名規模で生駒校にやってくるのです。会場になっている教室にはとても入り切れません。廊下や他の教室にあぶれます。それぞれ、縁起を担いだキットカット(きっと勝つ)チョコなどを持ってきてくれています。
 そして当人たちよりも多い応援団が作る花道の間を、受験生たちが激励のことばと菓子などをもらいながら通り抜けていきます。おかげで、私たちはそれらをもらい受けるためのポリ袋を用意させられる始末です(笑)。

「能開は私の原点」と言う子を育む生駒校のスタッフチームと“関所”

――ものすごい人数ですね(笑)。どうしてそんなに集まるのですか?

小津 治子

小津 卒業生たちは能開での絆を大切にし、同窓会をしたり、互いに連絡を取り合ったりしているようです。出陣式の直前にはその情報がさかんに飛び交っているのでしょう。結果、出陣式は年一度のOB大集合イベントとなるのですが、その参加動機の核となっているのは、それぞれが生駒校にやってくる際に垣間見る「ある思い」にあるように思います。

 彼らは現状報告のためばかりに生駒校に来るわけではないのです。私たちと話した後、ガラス越しに授業の様子を黙って見つめている子もいます。何かに迷っているときにもここに来るのです。京都大学に進学した別の卒業生で、「中学受験のときほど一生懸命勉強したことはない、能開は私の原点だ」、と言ってくれた子がいました。授業をじっと見つめていた卒業生も何かに迷って、自分の原点を確かめに来たのかもしれないなと思いましたね。

 先ほど、卒業生の保護者の方も来られると言いましたが、お子さまのご様子のお話の続きで子育てのお悩みの相談を受けることもあります。卒業後、子どもたちも保護者の方も、生駒校をホーム、つまり母校や郷里のように思ってくださっているのだと思います。とてもうれしくありがたく、誇りにも思います。

明石 生駒校の良さは、スタッフの一体感が抜群であることも挙げられます。それぞれに得意分野があり、互いに足りない部分は補完し合って、1つの強いチームとなっています。だから同じ子に対しても、気づく点が違っており、私自身学ぶことがたくさんあります。

小津 スタッフ間のコミュニケーションが非常にいいですね。会議をおこなう以前に、日常的に情報交換し合い、子どもたち一人ひとりのことをすべての先生が知っています。だから、子どもたちの方も内容によっては、ふだんの担当ではない先生に相談する子もいます。保護者の方まで時にはそうですね。

Group

河本 得意分野とともに、役割分担というか、子どもたちから見たらファミリー的な役柄も何となくあって、私はお父さん、小津さんはお母さん、明石さんはお兄さん、という感じですかね。私は「やさしい父」をめざしていますが、まじめにやらない子にはこわく厳しい「がんこ親父」を時には演じなければなりません(笑)。

小津 私は「しつけに小うるさい母」です(笑)。忘れ物や帰る前の机回りの点検などに問題がある子どもは、テストでもミスをくり返すことが多く、受験でも思わぬ失敗をしてしまいます。だからこそ、私は何としても合格できるように良い習慣を身につけてほしいのです。口うるさく追いかけるのは、まさに母親の気持ちです。

明石 生駒校の入口ドアを開けたところ、受付カウンターの前が狭く、ちょうど“関所”のようになっているのが良いのかもしれません(笑)。カウンター越しにはスタッフの机が並び、そこには私たちが座っています。子どもたちは必ずここを通らねばならず、私たちも入ってくる一人ひとりに自然と番人のように視線を注いでしまいます。実際、もしいつもと少しでも様子が違えば、すぐに声をかけていますね。

小津 子どもたちのだれかにちょっぴりはずかしい「小さな事件」があると、たちまち私たちの話題となります。いろいろな先生から声をかけられた子どもたちは、はずかしげに「もう止めて~!」と言って小走りに教室に向かいながらも、同時に先生たちはみんな自分のことを知ってくれているという安心感も抱いてくれているのではないでしょうか。

可能な限り工夫を凝らし、また熱い思いを込めて授業を子どもたちに

――先生方が授業にどのように臨まれているかお聞きしたいのですが、明石さん、河本さんには別のインタビューでも伺っていますね。

河本 伸吾

河本 では、私は生駒校に来てからの工夫だけお話しさせてもらいましょう。私は算数と理科の指導をしていまして、算数では昨年の5年に続いて6年でもAクラスを担当しています。Aクラスではテキストの基本問題の徹底習得がまず大事で、そのためには授業をしっかりと受け、家庭学習をきちんとやり遂げていくことが最重要です。そこで「宿題ノート」を通じて、間違いなくそうできるよう工夫を凝らしました。口ではうまく説明できないので、ぜひ生駒校にお越しください。直接ご覧頂きます。

 理科では、生活体験、実体験において、いまの子どもたちは自然と接する機会がたいへん少なくなっています。植物や虫、動物、また月や星座など、実物をじっと見つめることは多くありません。そこで、自然にまず親しみが持てるように、授業の中でできる限り写真を見てもらうようにしています。

(※河本・別インタビューはこちら

小津 私は国語と社会を担当しています。国語には、「三人の敵」がいるといいます。三人とは、文章の作者、設問の作問者、答案の採点者です。国語力とは結局のところ、これらの人たちとの総合的なコミュニケーション能力だと思うのです。

 だから国語指導者としての私の役割は、まず子どもたちに心を開いて文章を読ませることから始まります。心を閉ざしていては作者の言いたいことが伝わってきません。次に、一連のコミュニケーションの中で最も抜けがちなのが、作問者の意図を理解することです。何を答えさせようとしているのか。それをつかむために「問いの読解」をし、マーキングをします。じっと文字や文章を見ているだけではダメです。手や身体を動かすことによって頭脳が動き、作問者とコミュニケーションが成立するのです。最後に採点者への誠意です。みなさん、答えはていねいに書いていますか。自分が一生懸命に答えようとしている熱意が相手に伝わるように答案は書かなくてはいけません。

小津 治子

 それから、私はやはり国語ではその基礎となる語彙力が大事だと思っています。豊かな意味の広がりを持ったことばの習得には、ズバリ幼いときからの生活習慣が決め手となります。保護者の方々にはどうか一語だけの「伝達」や「命令」にならないよう、文脈がある会話、心・思いを伝えるコミュニケーションを心がけて頂ければと思います。

 次に社会というのは、「いかに自分が見ている世界は狭く、まだまだ知らないことがいっぱいだ」ということを子どもたち自身に気づいてもらう科目だと思っています。それに気づいて、世の中そして世界をちゃんと見てほしいのです。人間は今までどんな歴史を歩んできたのか、そして私たちをとりまく世界は現在どんな状況なのか、過去と現在といろいろな見方を学び、自分が生きていく未来のために考えてほしいと思っています。授業では、そのためのトピックをできる限りたくさん話します。

 生駒校で学んだ卒業生の中には、社会科の魅力、奥深さに気づき、「社会科は大事なんだ」と言って、3科目しか必要ない灘中受験なのに最後まで社会の学習もやり通した上で合格した子がいました。また、授業をきっかけに、将来は国際連合で働きたいという夢を抱く卒業生もいます。社会科の教師になると話す卒業生もいて、まさに指導者冥利に尽きます。

明石 私は国語担当です。「明るく楽しく国語力をつける」がモットーです。小津さんの国語指導の観点に加えて、文章が読めたときの楽しさ、問題が解けたときのおもしろさを実感できる、やる気の出る授業を心がけています。

(※明石・別インタビューはこちら

プロ指導者として子どもたちを結果でも体験でも最高の受験へと導く

――明石さん、生駒校の目標と抱負をお願いします。

明石 智行

明石 はい。人のにぎわいでも、学習・受験指導でも、県下最高の民間教育拠点をめざします。「中学受験」というモーメントを通じて、地域の教育振興に少しでも貢献できればと考えます。実は、私自身が能開生として奈良県で中学受験を体験しました。中学受験の良さと活かし方は身をもってわかっています。

 今も昔も、明るく楽しく学ぶ能開センターは少しも変わっていません。生駒校はまさにそういう校なのです。もちろん、長く厳しい中学受験学習の中では楽しいときばかりとは限りません。辛くて投げ出したくなるようなときもあるでしょう。でも志があれば、必ず克服できます。能開センターだからです。生駒校だからです。そう言ってもらえる、愛される校をめざします。

さあ、年末も近づき、年が明ければまもなく入試です。最後に、入試に向けての励ましとメッセージをお願いします。

河本 生駒校として「全員第一志望校合格」が目標です。私たちは、子どもたち一人ひとりにとってかけがえのないこれからの6年間を見据え、ご家庭ごと最善最適の志望校選択をご支援してきました。これで子どもたち一人ひとりの目標も決まりました。あとは一直線に突き進むのみです。

 あとひと月ですが、このひと月こそ、能開生の力が最高に伸びるときです。入試日には、その成果をきちんと収穫してきてください。君たちはこれまで自分自身で学力の種を一つひとつまき、成績という花を数々咲かせ、やがてそれが大きく豊かな実と成り、ついにそれを収穫するときがきたのです。この日のためにがんばってきたのです。正々堂々と存分につかみ取ってきてください。

小津 皆さん、がんばってきた自分自身に自信を持ってください。入試では、これまで学んできた実りを一粒残さず、落とさずに答案の形で志望校に伝え切ってください。そのために、あなたの学力スキル面だけでなく、メンタル面も厳しく引き締めて臨みましょう。
 入試合格が学習の終わりではありません。「学ぶことは楽しい」と思える受験だったかどうかこそ大事です。学ぶことで自分が自由になっていきます。学ぶとは、知らないままに流されるのではなく、自分で考えてなりたい自分になっていけることなのです。

明石 直前だから、当然、子どもたちも保護者の方も不安になります。子どもたちは私たちが恒常的にメンタルコントロールしますが、案外、保護者の方がご自身の不安をコントロールできなくなるケースがあります。そんなときはいつでも私たちがご相談にのらせていただきます。悔いのない、やって良かったという受験は、受験生・保護者・能開指導者の三者が一体となってこそ成功します。

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 ご心配には及びません。このひと月でお子さまの学力面はきっちりと最高の形で仕上げます。精神面でも万全の態勢で伴走、フォローし、試験場へ入っていく背中を見送ってしまうまで応援し続けます。私たちはプロ指導者です。ご安心なさって、すべてをお任せください。

 いま子どもたちは、私たちとともに、授業(学習)、休憩(休息)と、気持ちにメリハリをつけながら、「さあ、やるぞ!」と一日一日力強く歩んでいます。まもなく冬期講習、直前特訓、事前入試、そして本番入試と、それぞれの第一志望校合格に向かってまっすぐにたくましく進んでいきます。ご期待ください。

――ありがとうございました。

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