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そこで…

これらの問いかけがいったいどんな意味をもつことになるのか、受験生そして保護者の皆さまの関心はそこにフォーカスされているはずです。たとえば、あることについて判断をするとき、選ぶことができるかどうかは大切な前提です。また、選ぶ対象の多い少ないも重要な要素です。まず、頭に設定した選択肢が2つのときを考えてみましょう。これはどの方向にどう並べてみても拡大の余地はなく、2通り以上にも以下にもなりません。これを「直線的思考」としておきます。では、3つの場合はいかがでしょう。‘面’の発想をすると4つに拡張できませんか。これが「平方的思考」=「平面思考」です。ならばと、4つの場合なら8つへ拡張できることに気がつくことこそ「立法的思考」=「立体思考」となるのです。

思考パターンのイメージ

 先の問いかけは、真の読解力の礎になる思考法を提案し、気づきを促す道具立てなのだとお考えいただくと、取り組む意味がはっきりしていくのではないでしょうか。  では、いよいよJigJamJungleの真骨頂、国語領域への展開法の初公開です。「五芒星形七変化」とのリンクによって科目の垣根が消えていく感触をご体験ください。

国語考固学

 ‘ことば’というのは実におもしろい性質をもっているものです。伝え方一つ、聞き方一つで意味がいくらでも変わっていきますし、複雑な情報を加えることだってできてしまいます。 たとえば皆さんは、「鍵(かぎ)」という言葉を聞いて、どれくらいの意味を考えることができますか。これを発想するキーワードこそ、デノテーションとコノテーションという二重性なのです。
 一般的に‘平面思考’の人が「かぎ」によって最初にイメージするのは、ドア・ロックをかけたりはずしたりするあの金属製の道具になります。ところが‘立体思考’の人は、「謎を解く‘鍵’」のように実在しないものを瞬時にイメージし、その利用範囲を拡張するわけです。このとき、道具としての「かぎ」は、「そのものの意味」を示してこれをデノテーションといいます。そして謎をとく「かぎ」については「言外の意味」を表わしますので、これをコノテーションというわけです。以後、そのように使い分けますので覚えておいてください。
 ところで、みなさんは「ナンバーズ」という宝くじを知っていますか。たとえば3つの数字を自由に選んで(自分で番号を決めて)購入する宝くじですね。これって、もし購入者が決めた番号が極端にかたよればどういうことになるか考えたことはありますか。そうです。当選者がゼロになるか多くの人が当選して、ほとんど当選金をもらえなくなるかのどちらかなのです。しかし実際には当選金額はそんなに大きく増減することもなく、ほぼ安定しています。3つの数字を選ぶくじの場合、その当選番号は1000通りあります。しかし、その当選番号に投票する確率については計算不能のはずですね。なのに何故?ぜひ、その理由を考えてみてください。

 実はこれ、「人の立場や意見は、ちがっているのが当たり前」という事実を象徴的に表わした例だというわけです。数字を選ぶ根拠は、毎回確実にばらつくのです。もし、ある人が毎回同じ数字を選んでいても、それはそれで一つの立場であって結果にはなんら影響するものではありません。
 この事実は、国語力をみがく上でのある大切な前提を示しています。なぜ見方が変わるのか。そこがポイントです。人の経験は、有無・高低・濃淡・善悪などによって大別することはできます。ところが、客観的には同じ経験をしていても、個々に受け止め方が変わるために違う経験を重ねていくことになるという側面があります。したがって、一つのことばから受けるイメージも多様になるのが自然です。しかし、そうはいっても、ことばというコミュニケーションの道具に多様な解釈があってはめんどうなことがおこります。その問題を解消あるいは軽減する言葉の性質をまとめたのが「記号論」というものです。ことばの意味は、形式的には一元化できていることを基本として、その組み立て方によって伝わり方の調整をしているのが私たちの日常だというわけです。ちょっと試してみましょう。

コーヒーカップの絵を描いてみてください。

いかがですか。どんな絵ができましたか。皆さんの絵と今から示す絵との違いはどこにありますか。

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