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「もったいない」を使って一文を作ってみてください。

【解答例並びに解説】

 ① 「それを捨てるのはもったいない」 ②「あきらめるのはもったいない」 ③「もったいないお言葉をいただく」 ④「もったいないやり方をする」 ⑤「時間がもったいない」 など
そもそも、この「もったいない」という言葉、日本独特の感覚によって作られた言葉だということを知っていますか。たとえば、伝えるべき意味を変えずにこの言葉を英語にすることの困難さがそれを示しています。たしかにこの言葉の意味を英語で説明することはできます。しかし、それはこの言葉を英語になおしたことにはなっていません。
「もったいない」とはそういう特別な言葉なのです。
では、この言葉の二重性を考えてみてください。もちろん、デノテーションとコノテーションという二重性ではありません。できるだけ意味を変えずに他の言葉におきかえてみるというのがヒントです。
①の場合、「それを捨てると損をする」となりますが、②の場合は、「あきらめると得をしない」と考えることができます。つまり、①はマイナスになるのに対し、②はプラスにならないという表現です。ここにすでに二重性が出ていますが、一応これは、「無駄になるのが惜しい」という意味でくくれそうです。そして③の場合ですが、これは「自分には不相応な言葉をいただく」とでもできるでしょうか。
つまり、「過ぎたことで畏れ多い」という意味になっているわけです。

 言葉の意味をよくわかっていないのにその言葉を使ってしまうという経験はありませんか。なんとなくそう思い込んで使う。日本語の誤用というのはほとんどの人に心当たりのあるものです。そこにさらに加わるのが意味の多重性ですから誤用とはいえないまでも、どうもしっくりこない使い方が横行するのも無理からぬところでしょう。
先の図形のように「思い込み」によって答にたどりつけないだけならまだしも、まちがった「思い込み」によってまちがったことをやり続けるのは考え物です。

 以上のように、平面思考とは、まさに「思い込み」によって制限が加わり方向を変えようがなくなる思考の癖であり、立体思考とは、立体的であるがゆえにいろいろな方向からながめてみることができる思考法だということがご理解いただけたのではないでしょうか。いずれの科目を学ぶにあっても、どちらにメリットがあるのかはあらためて触れるまでもありませんね。

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