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高校入試の動向

【公立高校入試】
変化し続ける入試制度

和歌山県の公立入試制度は平成19年〜平成21年度において下記のような変更がありました。

平成21年度において「前期後期制」を撤廃し「一般選抜」のみ実施という大きな変更が行われました。「2段階出願」の制度が復活したとはいえ、受験機会が1回だけとなったことにより、併願私学を含めた受験パターンの見直しなどが必要となり、受験生への心理的負担は非常に大きなものであったと言えます。主な学校の実際の出願状況は以下の通りです。

上の表からもわかるように、大学進学実績があり、人気のある学校を志望していた受験生の中には、第一志望校の受験を断念したケースも生じました。
入試の実施時間、配点については、これまでと同じく各教科50分、100点満点(学校により傾斜配点あり)となっており、傾向・難易度も大きな変化はありませんでした。内申点が大きな意味をもつことに変わりはありませんが、上位校に合格するためには、当日のテストで高得点の実力を備えておく必要があります。

【私立高校入試】
景気低迷の影響はあるものの、
将来の大学進学を見据えた少数激戦入試が続く

和歌山市内の私立高校4校の専願受験者数の推移は以下の通りとなっています。

高校受験者人口の減少、中学受験の活性化、公立高校の復権、といった理由から全国的に私立高校専願受験者数は減少傾向にあります。和歌山県も受験者数減という点では例外ではありませんが、市内私立高校4校にはレベルの高い受験者が集まっており、その背景には、次の3点が挙げられます。
(1) 旧帝大レベルの国公立大学進学実績では、智辯和歌山、近附和歌山の2校が県内でも群を抜いている。
(2) 公立トップ校(桐蔭等)には届きかねるが、一定レベル以上の大学には進学したいと考える層が、私立高校にその夢の実現を期待している。
(3) 安定した学習環境が確保しにくい状況下で、規律ある生活や指導も含めた「よりよい学習環境」を私立高校に求めている。
「公立トップ校の併願校」としての私立高校の位置付けを考えてみますと、智辯和歌山や近附和歌山の場合は大阪の公立トップ校(天王寺、三国丘、大教大附属など)および和歌山の最上位層の併願校としての位置付けと言えそうです。この2校の併願は、和歌山においては公立トップ校の最上位層にのみ適応する非常に高いレベルであることに変わりはありません。開智については、近年入試実績を積み上げながら、確実に併願校から専願校へ変身しつつあります。桐蔭受験者においても中位層以上でなければ併願校としての役割は果たさないレベルになってきていると言えます。つまり「併願合格を確保しておき第一志望校にチャレンジしたい!」という受験者にとっては、開智はもはや「併願校」とは呼べない状況になっているのです。一方、信愛は上記3校に対し、公立トップ校の併願校として大きな役割を果たしていますが、100%安心できるレベルではありません。私立高校の併願合格を手にしてから、公立高校の第1志望校にチャレンジするためには、和歌山のみならず大阪の私立高校の併願受験を念頭においておく必要があります。
平成23年度入試における智辯学園和歌山の定員40名減に代表されるように、私立高校入試はこれまで以上に少数激戦型になることが予想されます。

志望校合格に必要な対策とは…

上記のような高校入試の動向から、「志望校合格」に必要なキーワード(対策)が浮かび上がってきます。

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