責任者からのメッセージ

私たちは「生きる力」の育成を常に心がけています。

大阪府責任者

吉岡 慎介

高校受験までの過程において、子ども達は数多くの経験をします。頑張った成果が出た場面では、我々は共に喜びを分かち合い、「やればできる!」という実感により、大きく“志”を育てます。“挫折感”を味わうときもありますが、そんなときこそ我々は子どもたちの傍に寄り添い、「この失敗を次なる成功に向けてどう生かしていくべきか」をアドバイスすることで、メンタル面・行動面での“乗り越える力”を育てます。

◆能開センター 教育理念:
 志を高く持ち、自ら学び、自ら考え、自らの判断で行動できる人物の育成

 1976年設立以来、変わらず守り続けて来た教育理念であり、我々指導者にとっての譲ることのできない指導規範です。 なかでも、「志を高く持つ」つまり「志を育てること」ことがまず何よりも大切であると考え、日々指導にあたります。 「頑張りなさい」「どうすれば良いか考えなさい」という言葉をいくら子どもたちに掛けても、肝心の「これがしたい」「こうなりたい」がなければ、子どもたちに 響かないですし、「義務感」のみを植え付ける指導になりかねません。自ら本気になれる目標や夢があるからこそ、「頑張ろう」「どうすれば達成できるか考 えてみよう」といった能動的な行動を初めて促すことができるのです。

 能開センターでは様々な指導の場面で、「志=挑戦してみようという気持ち」を育むことを第一義に考えます。例えば、科目指導においては、単なる解法 を教えるのではなく、原理・原則からの指導を行います。これはもちろん入試において必要な応用力を養成するためですが、それ以上に「なぜ?を知る面 白さ」「難問に挑む楽しさ」「解けたとき・わかったときの喜び」を子どもたちに実感させるためであり、この実感こそが子どもたちの「やればできる」という更な る挑戦心を育むと考えるからです。授業において、「ココまではOKだね。じゃー、こんな問題挑戦してみよう」と先生が投げ掛け、「先生、待って!もうちょっ とで解けそう!」「そういうことか!悔しい!もう一問!」という子どもたちの声が飛び交う瞬間が存在します。これはクラス指導だからできる空気感です。

 ただ、大きな目標や夢に挑戦する中で、失敗や挫折を経験するのは当たり前です。その目標や夢が大きければ大きいほど乗り越えなければならない “壁”が待ち受けています。我々は、勉強を通じて、“乗り越え方”を伝えていきます。例えば、模試の結果が悪かった場合、「まずはどの分野ができていな いかを分析して、自分の学習の何を変えるべきなのか」「失敗から学び、成功に繋げられるかが大切なのだよ」と一人別にアドバイスする。つまり、課題発 見力・課題解決力・メンタルコントロールを勉強面での経験から学ばせる。「失敗から学び、成長できること」を身につけることは大切な“生きる力”となりま す。  「来週は宿題を完璧にしてくる」「漢字テストで満点をとりたい」という小さな目標から始まり、「〇〇高校へ行きたい」「〇〇大学(学部)へ行きたい」そして 「将来、こんな職業に就きたい」まで、まさに「やればできる」という実感の連続により、“志”を大きく育てていきます。

 能開生の合言葉は「カッコ良く!」。どんな言葉より、これが子どもたちに響く言葉です。 難問に挑戦させる場面では、「難問」とは言わずに「この問題解けたらカッコ良いぞ」と声を掛けると前向きに問題に取り組めるという風に。 常に前向きに、活き活きとした目の輝きを持って“志“高く生きてほしい!そんな願いと熱い想いで、我々は日々教壇に立ち続けます。