高校受験コースの教科指導方針 [中学生]

英語

文型の理解と重要構文の内在化を軸に大学入試に通ずる「真の英語力」を養成

英語の先生|能開センター|高校受験コース
英語の中1~3ゼミテキスト|能開センター|高校受験コース

● 中1~3ゼミテキスト

能開センターの英語指導は、高校・大学受験の入試傾向もしっかり見据えながら、「品詞」・「文の要素(主語・動詞・補語など)」という基本概念から、あらゆる文法の土台となる「語順」や「文型」の理解を軸に、幅広いレベルの文法問題から長文問題まで柔軟に対応できる能力を伸ばすことに主眼を置いています。「文型」の理解を深めるために、単元ごとの関連性を重視し、体系的かつ効果的に各単元の本質的な部分に触れていきます。

授業で学ぶ文法事項や新出の語彙を含む重要構文などは、週テストを通じて完全定着をはかります。これらの重要構文を繰り返し徹底的に声に出して読み・書きをすることで記憶の濃度を高めていきます。また、「ディクテーション」「シャドーイング」「音読」などの音声トレーニングも重視し万全のリスニング対策を行います。

さらに受験学年の中3や中1・2の上位クラスにおいては、長文読解のための指導を行います。新指導要領では、必要な英単語の数が約1800語へと増加しました。最難関の高校となると長文もさらに長くなり、語彙の数もレベルも教科書と比べものになりません。高校受験の先の大学受験まで考えれば、語彙を増やすことはもちろん、国語のようにジャンルに分けて読んでいくことや、論理チャートを作って長文を攻略していくことも必要になります。クラスレベルに応じて、文法的な要素に加え長文指導も行っていきます。

また、定期テスト対策として、教科書の理解、暗記、問題演習に加え、教科書の使用例文を収録した「音声認識アプリ」を使用してのトレーニングを実施し、将来、4技能試験や留学、仕事で必要となるスピーキング力を育成します。

各学年の指導ポイント

中1では

英語学習の“生地”をつくるためには、中学1年生という学年が大変重要になります。品詞・文型の理解を軸に、語順に徹底的にこだわった指導を行います。また、「3人称単数形」・「名詞の複数形」・「現在進行形」・「過去形」・「助動詞」にともなう“語形変化”や、「疑問詞付き疑問文」の作り方など、英語における『基本知識の完全定着』を目指します。

中2では

中2は、中学3年間で最も中身の濃い、入試頻出テーマ目白押しの学年であり、ここをしっかりと乗り切ることは、後の大学入試に向けても重要な意味を持ちます。具体的には、“高校入試3大テーマ”と言われる「不定詞、動名詞」・「比較」・「受動態」をはじめ、「接続詞」・「文型(知覚・使役動詞含む)」・「現在完了」など、重要単元を網羅していきます。

中3では

中3では、夏期講習で、ほぼ全ての単元の消化と復習を終えます。2学期以降は、“特設ゼミ”とも連動させながら、文法問題の実戦力を強化しつつ、本格的な長文指導にも踏み込んでいきます。能開センターの長文指導は、クラスレベルにもよりますが、文型の理解を軸とする「精読」をベースとしています。これが後の難関大学の入試問題攻略にも、確実につながっていくのです。

数学

パターン学習のみに頼ることなく「わかる」から「できる」のサイクルを構築

数学の先生|能開センター|高校受験コース
数学の中1~3ゼミテキスト|能開センター|高校受験コース

● 中1~3ゼミテキスト

数学の毎回の授業では、まず各単元の原理・原則の解説を行います。ただし、ここでは一方的な解説ではなく、原理・原則の理解を深めていけるよう、自らの頭を使い深く考えさせる事に主眼をおいて指導しています。そして次に、入試で基礎となる問題「入試頻出問題」の解法を伝授していきます。最後に、自ら「できる」ようにするために類似問題の演習を行います。この「わかる」から「できる」の変換をうまく行えるよう、解説→演習の訓練を何度も繰り返します。そしてクラスに関わらず「考え方」をノートに残す指導を徹底しています。宿題では授業で学んだことを徹底的に「復元」する練習をします。この「復元」する練習こそが、定期テストや高校入試での得点力を高めることにつながるのです。

このような良いサイクルを生み出すために能開の数学指導では、別の角度からの解き方で思考を深めたり、他の生徒の深い思考過程を垣間見ることでやる気とライバル心を喚起させたりと、一斉授業でしか体験できない知的感動の場を体験できるようにしています。

そして、その知的感動を自宅に持ち帰り、次回は自分も新たな解き方や考え方へ挑戦しようという良いサイクルをつくり、「わかる」から「できる」への学習習慣を完成させていきます。上位クラスについては、入試頻出問題以外にも、思考力を試すような問題にも挑戦していきます。どのようにアプローチすればよいか分からない問題を時間をかけてじっくり考え抜くことは、大学受験の難問にも耐えうるだけの思考力をつけてくれます。

また、数学の定期テストは、能開で単元学習をしてきた内容の総復習的な場としてとらえ、普段の演習と解説を繰り返して、単元内容を完全に理解した上で高得点を目指せるよう、授業そのものが対策となるように指導していきます。

各学年の指導ポイント

中1では

能開センターの数学では、この1年間で徹底的に『基礎力』を養成します。ここでいう『基礎力』とは、“迅速かつ正確な処理能力“と“情報を的確に整理する力”です。良問の演習と原理原則を重視した解説を通じて、この『基礎力』を徹底的に鍛えます。そして、2年生以降の応用問題を“基礎の集まり”として捉えることができるよう指導していきます。

中2では

中2では、「1次関数」・「図形(証明)」といった入試頻出単元の学習に重点を置きます。これらは多くの生徒が理解に苦しむ難解なテーマですが、中学校の授業ともうまく連動させながら時間をかけてじっくりと定着させていきます。1年生で身につけた『基礎力』をもとに、“論理的に考える”習慣を身につけます。

中3では

中3の学習内容は、「平方根」・「2次関数」・「相似」・「三平方の定理」など、入試に向けて重要なものばかりです。これら重要単元をじっくりと定着させつつ、中1、2の復習を効果的に取り込むことによって、入試での得点力の向上を目指します。一部高校学習内容にも踏み込みながら、『大学入試にもつながる数学』にこだわって指導していきます。

国語

語彙力と要旨を捉える力を強化しあらゆる教科の基盤となる「読解力」を養成

国語の先生|能開センター|高校受験コース
国語の中1~3ゼミテキスト|能開センター|高校受験コース

● 中1~3ゼミテキスト

国語の入試問題で問われるのは、お子さまにもともと備わっている日本語能力だけとは限りません。文章を読むスキルや漢字・語句・文法といった知識事項であり、それらはしっかり学習すればできるようになるものです。読解問題については、文章のジャンルごとに適切な題材を授業で扱い、その素材文を通じてさまざまな世界観に触れていきます。本文を読み「読めない漢字」や「知らない言葉」を漢和辞典や国語辞典を用いて自分で調べてノートにまとめます。多くの素材文に触れ、しっかり意味を調べることで知識量を増やし語彙力を強化しながら、素材文の内容を正しく理解できる読解スキルを高めていきます。
また、素材文の内容を理解するだけでなく文章を書くという観点から「要旨書き」の指導を行います。

はじめは、文がうまくつながらないこともありますが、何度も書き続けることで「文章を書く」ということに慣れてきます。それが結果的に、素材文の要旨を捉えるということにもつながってきます。

一方、漢字・熟語・語彙・慣用句などの言語問題や敬語・品詞など文法問題は、「実力テスト」などでは比重が大きく、時間をかけて理解を進めるテーマになります。

また、国語の定期テストに向けては、教科書の内容も一つの素材文として要旨をしっかり捉え、付け焼刃とならないようにするだけでなく、得点できる部分を確実に繰り返し問題演習するといった学習法を徹底させます。

各学年の指導ポイント

中1では

国語の能力は一昼一夜にして身につくものではありません。教科としての国語で目指していくのは『どんな文章も論理を意識して読む』・『設問に論理的に答えられるようになる』ことです。中1ではまずその素地を作り国語の勉強の仕方を学んでいくことを目標とします。マーキングしながら、構造を意識する読み方の指導と、素材分の「要旨」をまとめる訓練を徹底していきます。

中2では

国語のポイントは読解だけでなく言葉の知識、韻文や古典の読み解き、文法理解など多岐に渡ります。中2では古典や文法の学習を徐々に本格化させ、知識の面でも国語の力の充実を図ります。また扱う素材文も中1のものに比べて難解さが増すため、読む力につながる『子どもの世界観』をより深めていくことを目的とした指導も行います。

中3では

『解法のセオリー』の習得を狙いとし、「選択問題」や「抜き出し問題」など設問のパターン別の解説を重点的に行い、“実戦力”および“実戦力の更なる向上”を図ります。本文内容・設問難度にかかわらず、『論理を追いながら読み』・『型どおりに解く』という思考をしっかりと身につけてもらい、入試本番に臨んでもらいます。

理科

効率的に原理・原則の理解を深め科学的に分析・説明する力を養成

理科の先生|能開センター|高校受験コース
理科の中1~3ゼミテキスト|能開センター|高校受験コース

● 中1~3ゼミテキスト

理科は我々の身の回りで起こる現象を数多く扱いながら、自然の不思議さや面白さを理解できる教科です。そのことを前提に、能開センターではお子さま一人ひとりの“科学的思考力”を高めていくことを目標として授業を行っています。

ここで言う“科学的思考力”とは、「物事に対して疑問を持ち、その仕組みを理解し、そこから導き出される法則を推測し、論理的に説明できる力」のことを指します。

このような力を養成するために、授業では、身近な事象を中心に、お子さまに多くの「なぜ?」を問いかけることで、知的好奇心をゆさぶります。そして、それぞれの事象の中に存在する『原理・原則』を丁寧に解説し、お子さまの“気付き”を重視することで、様々な知識が「長期記憶」につながる授業を展開していきます。

また、理科の定期テスト対策においては、事前に再学習・再暗記を指示したうえで、演習を中心に、これまで学校で学習してきた内容の総復習をし、自身の知識の抜けや理解不足のテーマを再確認したうえで、ポイントを整理します。そのうえで、定期試験本番に向けて取りこぼしがないように、集中的に学習に取り組むように指導しています。

各学年の指導ポイント

中1では

理科で学習する知識の多くは、我々の身の回りの現象と関わりのあるものです。新しく学ぶ知識を、より身近なものと関連付けながら、『なぜそうなるのか』を常に考えることが理科の学習のポイントです。そのため、中1段階から、授業内では重要テーマの「原理・原則」の解説に重点を置き、科学的なものの考え方をする基礎を養成します。

中2では

中2では、学習内容がより深化します。特に物理・化学の分野では、原理原則の理解はもちろんのこと、数多くの演習を通して『既に得ている知識の使い方』を学びます。そういった経験を積み重ねることによって、中1で芽生えた科学的思考力をより大きく成長させることが可能です。加えて、生物・地学の暗記テーマの学習・インプットにも時間をかけていきます。

中3では

中3では、新しい単元の学習と平行して、夏期講習以降は1・2年生で学習した内容の総復習を行い、2学期以降の各種模試・実力テストに備えなくてはなりません。近年の入試問題の傾向は、思考力や洞察力を問うものが増えています。良問に数多く触れながら科学的な思考手順の理解を深め、入試における得点力を高めます。

社会

様々な情報を分析・処理し論理的に解答を導き出す力を習得

社会の先生|能開センター|高校受験コース
社会の中1~3ゼミテキスト|能開センター|高校受験コース

● 中1~3ゼミテキスト

一部の高校を除き、入試は5教科であり、社会科にだけ多くの時間を割くことはできません。限られた時間の中で、いかに効率良く実力を身に付けていくかが肝要です。そこで、能開センターの社会科では、お子さまが「最短×最速で最高の成果を出す」ことに徹底的にこだわった指導をしています。
具体的には、
❶膨大な情報の中から必要かつ十分な情報を抽出し、それを“知識”に変え(コアの形成)❷“知恵”にまで昇華させる(フレームワーク[思考の型]の構築)
という指導スタイルで、ダイレクトに「本質」に迫る授業展開を行っています。これにより、定期試験や各種実力テストで思うように点数が伸びない要因(❶何を知っておけばよいのか分からない、❷知識をどう組み合わせて解けばよいのか分からない)を解消するとともに、来たる入試でも社会科を確実に得点源とすることができます。

社会の定期テスト対策では、テスト直前とはいえ、「理解の伴わない暗記[=丸暗記]」を決して行わないように指導します。これまで学校で学習して得た情報を“知識”に変えるべく、その情報を理解し、確実にインプットした上で、それをアウトプットする[=情報を処理し、解答を導き出す]訓練を徹底的に繰り返していきます。

各学年の指導ポイント

中1では

多くの中学校での学習進度に対応させ、原則、「地歴並行カリキュラム」で授業を進めていきます(各県・各地域によっては異なる)。具体的には、地理分野からは“世界地理”を、歴史分野からは“室町時代までの日本”を学習します。中学生から本格的に社会の学習を始めることになり、多くの情報量に圧倒されると思いますが、苦手意識をもたないように指導していきます。

中2では

中2も原則、「地歴並行カリキュラム」で授業を進めていきます。具体的には、地理分野からは“日本地理”を、歴史分野からは“安土・桃山時代以降の日本”を学習します。これら新しい単元にあたっては、中1のときの内容も絡んでくるので、復習も兼ねた「スパイラル学習」をしていきます。これにより、“点”であった知識のそれぞれを“線”へとつなげていきます。

中3では

中3の1学期までで「公民分野」の主な単元学習を終え、夏期講習では中1・中2で学習した「地理分野」と「歴史分野」の総復習を行い“基礎力(重要な情報を知識に変える力)”を確立していきます。そして、2学期以降は入試問題等を通して、“応用力(初見の問題を読み解く力)”や“実戦力(制限時間内に解答・得点する力)”を養成していきます。