八木校責任者が語る“合格指南”
この記事は 2018年12月18日 に書かれたものです。
現在は状況が異なる可能性があります。
『この冬、駅脇の新築ビルへ移転リニューアル!
「選んで良かった」「通って良かった」と満足してもらえる校でありたい』
八木校責任者:洲尾 直行
教育者、受験のプロとして子どもたちと保護者の方々に接する
校責任者になっていかがですか?
- 洲尾
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はい。春に着任して以来、みんなで新しい八木校を作ってきました。八木校は合格率の高さに表れているように、もともと受験指導力が高く、合格実績に優れた校です。これに加えて、いっそうの楽しさ、明るさや活発さを強く意識し、より意欲に満ちバランスの取れた学習、より満足してもらえる受験指導をめざして、全スタッフ一丸となって取り組んでいます。
目標は、八木校に来てくれた子どもたち全員が学ぶ楽しさと受験結果、その両方で120%満足して卒業してもらえる校舎です。もちろん、保護者の方々のご満足を含めてです。私たちは、学習指導、受験指導のプロとしての自覚をもって日々指導に取り組んでいます。だから子どもたちを笑顔にさせます。明るく登校し、楽しく授業を受けてもらいます。そしてみんなに賢くなってもらいます。一つは学習面において、志望校に合格できる学力として。もう一方で、人としての賢さ、つまり生きていく力、常識力、考える力も身につけてもらいます。
私たちの仕事は各教科の内容を教えるとともに、それを通じて子どもたちの人間形成にも深く関わります。いまは子どもたちに大人が関わる機会が以前に比べて少ない時代です。ご両親、祖父母の方々、学校の先生方、おそらく私たちはその次に身近な大人です。勉強さえ教えていればそれでよいということではないと思います。人として大切なことを教え伝えることも、私たちの責任だと考えています。
そんな教育者としての自覚も踏まえながら、学習と受験のプロとしての責任感、やりがい、誇りをもって指導に取り組んでいます。そのためになすべきことを一つひとつおろそかにせず進めています。
その基本行動は、子どもたちをしっかりと見つめること。そして、タイミングを逃さず一人ひとりの状況に応じたことばで声をかけていくことです。教室内は言うまでもなく、登下校の際、廊下や階段でもちょっとした表情や態度も見逃しません。子どもたちの気持ちを前向きに、オープンに、明るく元気な状態に保つことがすべての指導の始まりです。また、私たちの方も、子どもたちのどんな小さな声も聞きもらさないよう、心を常に前向きに、オープンに、活性化させていなければなりません。これは保護者の方々に対しても同様です。どんなに忙しくても、いつでも声をかけていただきやすい姿勢を心がけています。
保護者の方のお悩みは尽きません。週替わりで違うことが気になります。「こんなことを聞いてもいいのかしら」と話せずにお悩みを抱え込み、溜めてもんもんとされている…。そんなご遠慮は一切無用です。何でも、何度でもお聞きください。私たちの方からも声をおかけします。保護者の方のお悩みにお応えするのも、私たちの大事な仕事だと十分認識しています。
より便利で安全な環境に移転開校。教育の細部にまでこだわる指導
今回の移転について教えてください。
- 洲尾
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八木駅周辺で、より良い環境があればそちらへ移りたいと考え、以前より調査、検討してきたのですが、ようやく見つかりました。八木駅高架下南側店舗前の歩道を東に進むとすぐの、国道24号線に面したところです。そこに能開センターのために3階建てのビルを建てました。
12月10日より新校舎をオープンしました。1・2階に能開センター八木校、3階に個別指導アクシス八木校が入居しています。以前の立地よりも駅により近く、わかりやすい場所で、登下校にもより便利で安全になりました。お車での送り迎えも、駅前南ロータリーすぐそばになりますので、よりスムーズにしていただけるのではないでしょうか。
そして、移転開校イベントとしまして、奈良県のトップ私立中学校の先生方をお招きしての講演会を連続して開催。実力と人気を兼ね備えた、東大寺学園、西大和学園、帝塚山、奈良学園の各中学校の講演会です。また、12月下旬に始まる「冬の体験講習」「冬期講習」では特別キャンペーンを行います。ご期待ください。 →詳しくは八木校のページをご覧ください。
これで、より駅近くに位置することになり、大きなチャンスだと考えます。実際、能開センター八木校には、他にはない強み、選んでいただける魅力と価値があると自負しています。若い先生とベテランの先生、中学受験指導ではどちらの先生を選びますか? 能開の先生は指導経験豊かで、お子さまに適切に対処することができます。しかも元気でパワーがあります。
それから、一つひとつの指導が同じように見えてもその質が他とはまったく違います。たとえば自習指導。能開センターがお預かりしての自習(「フォローアップタイム」という仕組みもあります)は、ただ場所と時間を与えてのさせっぱなしではありません。見守りと適切なアドバイスを着実に行います。非効率な状態の独習をさせません。
質問の受け答えでも同様です。何事も教育として認識し、学力がつき、自分でできるようになるための学習として指導を行います。このように私たちは教育のプロとして指導のディテールにまでこだわります。教育の神は細部に宿る、と考えます。毎日の学習指導から最終的な受験指導まで、一人ひとりていねいに面倒を見ます。安心してお任せください。
3・4年生は本格的な受験学習への入り口、成長段階でも重要
先生の算数指導について教えてください。
- 洲尾
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現在、八木校の全学年で授業を受け持っています。同じ指導といいましても、やはり子どもたちの成長段階、それに一つのゴールである入試本番までの遠近で、学年それぞれでの重点や意味合いが異なります。
まず、3年ゼミに向けて「新学年準備講座」として開講している2年生では、内容もさることながら、算数の学習を通して学ぶことそのものが好きになってもらいたいと思っています。能開に勉強に来ることが楽しい、その度に少しずつできるようになることがうれしいと感じてもらえるように。
この講座は初めての方のための体験講座で、テストによるテーマや期間の制約がありませんので、学ぶ楽しさを味わってもらう授業づくりにもちょうど好都合です。みんなで九九を唱和してみるなど、毎回こちらまで本当に楽しくなるような時間を過ごしています(笑)。次の3・4年生は、本格的な受験学習への入り口、橋渡しとなる学年です。カリキュラム的にはまだ余裕があり、毎回の学習テーマを一つずつ着実に、また楽しく身につけさせることがポイントです。演習では競い合いなども取り入れ、授業を大いに盛り上げていきます。
集中力を持続させて、子どもたちに「授業、もうおしまい?」と言ってもらえるか? 授業でしっかり力をつけさせて、「宿題、簡単だったよ」と言わせられるか? そして次の確認テストの出来でそれを実証できるか? これらが私の毎回の指導目標であり自己評価です。また、3・4年生は成長段階においても重要な学年です。それまでの習い事感覚をしだいに受験学習へと転換させていく時期に当たります。本気で受験するかどうかの決断に迫られ、学習への取り組み方をチューンアップしていく意志が問われる学年です。考えや行動に個人差が表れ、個性が大きく開花、成長していく楽しみな学年でもあります。
受験に向けての5・6年生。そして算数を学ぶ本当の意義は
- 洲尾
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5年生は受験生としての基礎力が定まる、ある意味で6年生よりも重要な学年かもしれません。入試に直結する内容をきっちりと吸収していかなければならないので、毎回のテーマ習得が真剣勝負です。たじろがず前向きに努力していくことが大切です。私もいっそう気を引き締め、しっかりと準備して臨んでいます。
八木校の子どもたちは素直で明るい子が多く、よく頑張ってくれています。だから、その努力を期待も込めて評価してあげることを忘れないようにしています。宿題ノートをチェックし、「よく頑張ったね!」とある子をほめてあげるとそれがクラス中の刺激となり、今度はみんな頑張ってくれるのがうれしいですね(笑)。
最後の6年生はそれまで学んだことを完成形にもっていく学年です。身につけた学力を入試本番で有効に発揮できる得点力として仕上げていかなければなりません。個人ごとに、弱点テーマの克服もあります。指導者にとってもシビアな学年です。一人ひとりの志望校突破に向けて、徹底的に寄り添います。
真の課題はどこにあるのかを探るため、一人ひとりの思考をトレースします。ある一つの答案に対して、元になった問題を解き直し、式や図の書き込みを含めて解き方の全プロセスを時間をかけて検証します。時に、保護者の方のお気持ちに思い至ります。そして指導者として気合が入り直します。ざっと各学年について申し上げましたが、トータルに言えば、子どもたちを「賢くする」のが算数という勉強だと考えています。これは問題を解く知識や技術という意味にとどまるものではありません。
ものの見方を含めた本質的な賢さといいますか、与件を踏まえ、どうしたらよいかと試行錯誤し、どうすればどうなるのかという予測とアプローチ手段の選択など、目的・目標を見据えながら自分で考えて、自分の課題を解決していく力です。そんな力を算数の学習を通して学んでほしいと願っています。
そうそう、別のアプローチによる解決、つまり世の中には「別解」があることに驚くことも面白いですね。人生を有意義なものにするために、いろんなアプローチを知り、ものごとに真剣に取り組むことの意義をしっかりと学んでほしいと考えています。
今年も輝く受験生を輩出。新しい八木校をお感じください
最後に、新生八木校のアピールをお願いします。
- 洲尾
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はい。私自身が中学受験を経験しています。それも活かし、明るく前向きで燃え尽きない受験、タイミング良くポイントをはずさない受験指導をモットーにしています。また、お子さまだけでなく、保護者の方々を含めたご家庭の受験であることをしっかりと認識し、保護者の方々へのサポートも指導の一環としています。
能開センターは志望校突破をめざす受験生を徹底サポートする中学受験専門塾ですが、ただそれだけの受験塾ではありません。私たちは「受験」という体験が、それを通じて子どもたちが大きく成長できるまたとないチャンスであり、それを乗り越えることで学力的にも人間的にもより高く飛躍していくきっかけとなる通過点だと考えます。
周りの大人たちに見守られつつも、自分自身で目標を定め、時には苦しみ悩みながら一生懸命努力することでいくつもの困難を乗り越え、最後の大きな壁にひとり立ち向かう。そんな受験体験全体を通じて、子どもたちが学力とともに、たくましさ、賢さ、生きる力を身につけ、将来社会で活躍してくれることを楽しみに、一人ひとりの受験完走に伴走できればと私たちは心より願っています。今年もまもなく受験シーズンです。6年生には真新しい校舎から胸を張って卒業してもらえるよう、悔いのない受験を戦ってもらいます。ただいま、そのための最後の受験指導を熱烈に展開中です。6年生には、輝くような本当の受験生としてそれぞれの入試に臨んでもらいます。ご期待ください。
最後に、新しい八木校にぜひお越しください。ご案内いたします。きっと空気が違うと思います。校舎が新しいからだけではありません。私たち八木校スタッフが醸し出す雰囲気をお感じください。明るさ、活気、アットホームさ、安心できる教育環境、そしてお話のあとの信頼感を感じていただければ幸いです。お待ちしています。
ありがとうございました。
八木校責任者
洲尾(ずお) 直行
自身も中学受験の経験を持ち、一貫して中学受験指導に携わる。入社後、生駒校、西大寺校等を経て、2018年より八木校責任者。教科は算数を担当し、教科力・指導力ともに抜群との声が高い。保護者の方々の厚いご支持、子どもたちからの絶大な人気を誇る。