田中 範・大阪中央エリア責任者が語る“合格指南”
この記事は 2017年09月01日 に書かれたものです。
現在は状況が異なる可能性があります。
『リニューアルし、グレードアップされた上本町校へどうぞお越しください』
大阪中央エリア責任者 兼 上本町校責任者:田中 範
上本町校が9月より増床・リニューアルされました。リニューアルの経緯や広く新しくなった校舎を基に能開センターの旗艦校としての意気込みなどを、大阪中央エリア責任者も兼務する上本町校責任者の田中 範に聞きました。
プロフィール
なぜ「あっという間に」リニューアルする必要があったのか
この夏の間に、本当にあっという間に、上本町校のリニューアルが無事に完了しました。
はい、ありがとうございます。ただ、「あっという間に」というのはものの言い方で、反面からいえばごく短期間であわただしく作業をしなくてはいけなかったということで(笑)、けっこう骨折りでした。といいますのも、事務所工事のために一時撤去が必要で、そこにあったもの全部を荷造りして一度搬出、工事後にすぐにその復元作業をしたのですから。
強行スケジュールで、7月の通年ゼミが終了し夏期講習が始めるまでのわずか数日の間に5階フロアに教室を増設する工事を、8月のお盆休校中の数日間に3階フロアのリニューアル工事を行いました。これにて上本町校は一新、3階に新事務所と5教室、5階に6教室を有する大校舎へとグレードアップされました。
工事期間中はなにかとご迷惑をおかけしましたが、廊下をより広くしたり教室内が見えるように一部をガラス張りにしたりして安全管理面もいっそう整うなど、おかげさまでより良い環境が提供できるようになりました。
お聞きする順序が逆になりました。そもそもなぜリニューアルをする必要があったのですか?
はい。上本町校を中心に能開センター各校がたいへん好評を頂戴しており、このままだと特別講座などを数多く開講する旗艦校として教室運営上支障をきたす、ひいては新しく入会を希望するお子様方を受け入れることができなくなる恐れがあったからです。教室を急ぎ増設する必要がありました。
ただし、連日授業があって工事期間がうまく取れない。そこで夏行事の合間をぬって強行スケジュールでの工事となったわけです。
そういう上本町校の状況はこうです。夏前の「学力診断テスト」の受験者、これは能開センターへの入会テストを兼ねるものですが、100名を超えました。また、この夏の体験講習を受講された方は小1~3だけで100名を超えています。この中からも入会を希望される方が多数おられます。
前述の通り、能開センターへのご関心の高まりは上本町校に限ったことではありません。現在、能開・大阪中央エリアには、上本町校、天王寺校、八尾校、住道校、枚方校の5校がありますが、天王寺校でも100名以上の方が体験講習を受講されています。ほかの校でも、軒並み例年を上回る数の方々が受講してくださっているのです。大きな期待をかけられているという感覚と、それに応えるべく様々な部分で我々の準備を一段階高い水準に引き上げなければならない。以上のような背景がありました。
この上本町校リニューアルを一つのきっかけに、一人でも多くの方が新たな能開生として中学受験をスタートしていただければいいなと思っております。
能開での学びの原点「楽しく学ぶ、チャレンジしていく」を大切に
よくわかりました。せっかくの機会です。上本町校を今後どのような校にしていきたいのか、お聞かせください。
上本町校は大阪中央エリアの、それだけでなく能開センター近畿中学受験部門の旗艦校です。全学年、すべての講座がそろっています。そのどれをとっても最高の内容を提供できる校でありたいと思います。しかし、どんなときも忘れてはならないのは、能開センターの教育活動の原点であり基本です。
この夏の体験講習では、初めて能開の授業に出会う3年生と4年生のお子様方に対して、私も算数を指導しました。楽しく学ぶ、学ぶ楽しさを知る、というのが能開での学びの原点です。果たして、私が担当した方々は学ぶ楽しさを満喫してくれたでしょうか?
上本町校でも、まず明るく楽しい授業と指導を基本にしたいと思います。指導者は時に厳しい指導をしても、基本は明るく楽しくなければいけません。子どもたちもまず元気で明るく休まず授業に来ることが第一です。そして、何事にも前向きに真剣に取り組んでいく、そんな当たり前のことを指導者も子どもたちも当たり前にできる校でありたいと思います。
具体的には、能開センターの約束をきちんと果たしていきます。まず充実した授業と指導、次に質問や家庭学習へのフォロー、また各種テスト結果へのフォロー、そして説明会や面談またお電話でのご家庭へのご報告とご相談です。これらを通じて、最終的には「能開センターを選んで良かった」といっていただける、一人ひとりにとってかけがえのない受験を後押ししていきます。
受験は単に結果ではありません。そのプロセス全体を通じて学ぶべきものが多くあります。たとえば、計画の立て方、ノートの使い方、学習の進め方など、学び方そのものも学べます。能開センターではこれも意識して指導し、中学進学後に自学自習できる子へと導いていきます。
また、志望校合格、より一般化していえば目標を実現していくには心の持ちようも重要です。受験で燃え尽きない進学後の夢を持つとともに、合格までのプロセスをたとえ厳しくても楽しめる心を持てるよう、さらには、大きな壁を越えるため、弱い自分自身に打ち勝つため、あきらめない強い心の持ちようを育んでいくことが大切です。能開センターは、単なる受験技術の指導にとどまらず、受験生として、そして人としてのスケールも大きく成長していただける場でありたいと考えています。
秋より入試に向けて日曜実戦、またリニューアル記念イベントも
9月からは2018年入試に向けて後期日曜実戦が上本町校で始まります。また、リニューアル記念イベントのご案内もお願いします。
改めまして上本町校を紹介いたしますと、小学1年生から6年生までを対象に中学受験に向けての指導を行っています。指導レベルは幅広くありますが、同じビルに小学受験の「能開プレスクール」があり、その継続生を中心に1・2年生には「能開one-twoスクール」という最難関クラスもあります。その流れは4・5年生の「最難関α選抜特訓」に引き継がれ、最終的には中学入試の“最高峰”をめざす6年生の「αクラス」へとつながっています。
このようなタテのつながりがあるとすれば、ヨコのつながりもあります。上本町校は天王寺校とともに、3年生から開始される「特訓講座」や6年生の「日曜実戦」の、大阪中央エリアでの特訓講座開講校、しかも上本町校は唯一の全講座開講校です。なお、「α選抜特訓」や「αクラス」は、エリアの枠を越えた近畿全域からの選抜集結クラスとなります。
上本町校は、大阪の私学が多数集まる上町台地上に位置しますので、やはり人気の志望校は男子では大阪星光学院中、女子では四天王寺中、共学では清風南海中です。これらはどれも能開センターが合格実績を上位でリードする学校です。そして、大阪を越えた近畿圏最難関の、灘中、東大寺学園中、洛南高附属中、西大和学園中などへももちろん毎年多数の合格者を輩出しています。
以上を踏まえまして、上本町校の後期日曜実戦では、各プロジェクトが主体となって「αクラス」「東大寺クラス」「女子最難関クラス」「星光・西大和クラス」「難関クラス」「有名クラス」を開講します。なお、「α」は灘をはじめとする中学受験の頂点に挑む受験生が集い、そして「女子最難関」は洛南女子・四天王寺医志・西大和女子・神戸女学院が目標校とします。
受験生、受験学年についてはもちろんですが、5年生までの学年についても上本町校は万全の態勢です。毎年春秋にはどなたでもご参加いただけるイベントも多彩に実施していますが、今回は特にリニューアルを記念して10月から大々的に開催いたします。
まず、東大寺学園中、西大和学園中、大阪星光学院中、四天王寺中の各先生方による特別体験講座や教育講演会を順次実施します。また、いつも大人気となります理科実験や算数パズルももちろん行いますし、初めて中学受験をお考えの方のためのフォーラム、「頂への道」と題してαクラス指導者によるフォーラムなども予定しております。
会員の皆さまには、別途ご案内申し上げますが、能開センターのホームページでもご案内いたします。この機会に初めての方も、このたびリニューアルし、グレードアップされた上本町校へどうぞお気軽にお越しください。スタッフ一同、心よりお待ち申し上げております。
ありがとうございました。
大阪中央エリア責任者 兼
上本町校責任者
田中 範
兵庫県初となる西宮北口校を開校した阪神北摂エリアより、上本町校や天王寺校を擁する大阪中央エリア責任者へと転ずる。中学入試に該博な知識を持ち、特に受験算数に精通する。指導者としても活躍し、わかりやすくていねいな授業がモットー。