読書との付き合い方
~入試と読書の深い関係~

全国難関・有名中学校の入試問題は、古今東西の名著から現代社会で話題となるテーマをあつかったものまで実にさまざまな本から出題されています。

読書おススメ

全国難関・有名中学校の入試問題は、古今東西の名著から現代社会で話題となるテーマをあつかったものまで実にさまざまな本から出題されています。 能開センターでは、入試分析会の国語資料において、以下のように出題傾向を分析しています。

入試問題の素材文の頻出テーマ「文明」「環境」「文化」は、避けて通ることはできません。また、「友情」「家族」「言語」をテーマにした文章や、ベストセラーなどの出典も目立ちます。もちろん、物語文であれば、こどもたちの友情を背景にした成長物語が、また論説文であれば、われわれを取り巻く環境・社会情勢がテーマとして取り上げられます

『2019年度分析会資料』より

近年の出題例をもとに、家で過ごす時間の増えたお子様に向けて学年別に作品を選びました。
お子さまが「入試で出る文章はどんなものだろう」という興味をひくものですので、是非読んでみてください。

5・6年生におすすめ

最近の入試問題で出題され、今後も出題が予想される作品を取り上げました。本を読む時間がふだんはとれない受験生だからこそ、時間のある今読んでみてください。 現代社会を理解するために必要な教養を身につけるためには論理的文章を、間接体験を疑似体験し、心情を理解するためには物語的文章を読むことをおすすめします。

藤井 亜貴子
四天王寺
PJリーダー
上野 誠一
国語科主任
『読書の価値』
森 博嗣(著)
NHK出版 (2018/4/10)
出題例:2020年灘中
『日本の言葉の由来を愛おしむ』
高橋 こうじ(著)
東邦出版 (2017/2/1)
出題例:2020年灘中
『幽霊魚』
福田 隆浩(著)
講談社 (2015/6/16)
出題例:2016年東大寺学園中
『大林くんへの手紙』
せいの あつこ(著)
PHP研究所 (2017/3/21)
出題例:2018年東大寺学園中
『地図を広げて』
岩瀬 成子(著)
偕成社 (2018/6/19)
出題例:2020年東大寺学園中
『家族シアター』
辻村 深月(著)
講談社 (2018/4/13)
出題例:2020年四天王寺中・2019年清風中・同志社女子中
『日本人にとって自然とはなにか』
宇根 豊(著)
筑摩書房 (2019/7/5)
出題例:2020年四天王寺中・同志社香里中
『自分と未来のつくり方』
石田英敬(著)
『質問する、問い返す』
名古谷 隆彦(著)
『なみだの穴』
まはら 三桃(著)
『チキン!』
いとう みく(著)

※NHK「おはなしのくにクラシック」の視聴もおすすめします。古典の名作に映像から入ることもよい学習です。

3・4年生におすすめ

3・4年生にも読むことのできる入試問題で出題のあった図書の紹介です。少し背伸びして、入試問題の原作に挑戦してみましょう。

島 翔子
高槻校責任者
『ほこらの神さま』
富安 陽子(著)
偕成社 (2002/1/1)
出題例:2016年四天王寺中
『猫の足あと』
今江 祥智(著)
小学館 (1995/09)
出題例:2019年四天王寺中
『瀬戸内少年野球団』
阿久悠(著)
岩波書店 (2013/7)
出題例:2015年西大和学園中
『鬼の橋』
伊藤遊(著)
福音館書店 (2012/9)
出題例:2016年大阪星光学院中

※NHK「おはなしのくにクラシック」の視聴もおすすめします。古典の名作に映像から入ることもよい学習です。

1・2年生におすすめ

名作や古典は「えほん」の形でわかりやすくリメイクされています。1・2年のお子さまには、読書習慣をつけるきっかけとして紹介します。

岡本 法子
女子最難関クラス 国語担当
『土神と狐』
宮澤 賢治(著) 小林 敏也(画)
講談社 (2018/4/13)
出題例:2012年洛星中
『トロッコ』
芥川 龍之介(著) 宮本順子(画)
偕成社 (1993/3)
出題例:2020年洛星中

※ NHK「おはなしのくに」の視聴もおすすめします。絵本の世界をふりかえることもよい学習です。

多くの中学校で推薦される図書

新中学1年生の先輩たちに進学する中学校が多くの図書を推薦しています。一部を掲載します。興味があるものをぜひ一度手にとってみてください。

東口 聡
東大寺クラス 国語担当
『走れメロス』
太宰 治(著)
『吾輩は猫である』
夏目 漱石(著)
『坊ちゃん』
夏目 漱石(著)
『二十四の瞳』
壷井 栄(著)
『君たちはどう生きるか』
吉野 源三郎(著)
『十五少年漂流記』
ジュール・ヴェルヌ(著)
『ああ無情』
ヴィクトル・ユーゴー(著)
『車輪の下』
ヘルマン・ヘッセ(著)
『ファーブル昆虫記』
ジャン・アンリ・ファーブル(著)
『あしながおじさん』
ジーン・ウェブスター(著)
『窓ぎわのトットちゃん』
黒柳 徹子(著)
『数の悪魔』
エンツェンスベルガー(著)
『博士の愛した数式』
小川 洋子(著)

いかがでしたか? 読書の習慣をつけることは、「国語」の入試対策だけではなく、あらゆる教科の問題文を読解する力につながります。保護者の方々にも読みごたえのある本ばかりですので、ぜひご一緒いただき、お子さまと感想を話し合ってみていただければと思います。

おススメ学習サイト(外部リンク)

文部科学省やNHKから、ご家庭での過ごし方の提案などが掲載されています。参考にしていただければと思います。

概要

対象 小1・2・3・4・5・6
実施日 ご自宅での学習法をアドバイス
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