坂下立起・西大寺校責任者が語る“合格指南”

記事の日付:2014/05/01

この記事は 2014年05月01日 に書かれたものです。
現在は状況が異なる可能性があります。

 

『正しい塾選び、正しい中学受験で親子いっしょに成長を』
西大寺校責任者:坂下 立起

坂下 立起・西大寺校責任者が語る“合格指南”

正しい塾選び、正しい中学受験で親子いっしょに成長を

西大寺校責任者

西大寺校責任者

坂下 立起

 指導ひと筋に歩み、今年度で25年目を迎える。この間、大阪・奈良の各校で校責任者を歴任。また、受験を通じて子どもたちとともに学び、そのプロセスを通じて数多くの子どもたちの成長に関わってきた。先年、自らの力をさらに磨くべく北海道へ渡り、札幌で指導経験を積み重ねた。
 教科は国語を担当するが、そのエッセンスの指導にとどまらず、教科を通じて「何をどう学ぶかを学ばせる」ことに眼目を置く。「自ら学べる子」を育てることこそが自分の使命だと考えるからだ。
 西大寺校責は今回が二度目。前回はちょうど札幌赴任前、そして近畿へ戻っての初校責がこの再任となる。前回やり残したことに、その後学んできたことを活かして再び挑む姿に内外の注目が集まる。

“北の国”から戻り、改めて近畿圏入試の熾烈さに出合う

札幌から再び西大寺校に戻られて、いかがですか?

坂下 3年間札幌にいまして、昨年の春に戻りました。やはり、視点を外に移してものごとを見てみることは大切だと思います。それまで、当たり前として近畿圏中学受験の世界にどっぷりと浸かっていましたから、何より気持ちがリフレッシュできました。また、能開センターの原点を改めて思い起こしました。いまは“充電満タン”といった気分です。

 それから、札幌に行くまでに私が教えていた子どもたちの多くがこの間に受験し卒業していきましたが、彼ら彼女たちにとって、私は西大寺校から“北の国”へと消えた人間です。それが再び西大寺校に現れたのですから、まるで“帰ってきた浦島太郎”みたいに卒業生たちからは見られていますよ(笑)。

 能開の卒業生たちは中学進学後もしばしば能開を訪ねてくれます。加えてこのビルには「個別指導Axis」がありますので、そこに中学生や高校生として通う卒業生もいます。そんなついでに「能開センター」をのぞくと、なんと「いないはずの坂下先生がいる! なつかしい~」というわけです。

 特に春は、私学での中高生活を経て6年間ぶりの受験となる大学入試を終え、その合格報告に訪ねてくれる子どもたちが大勢いまして、これが“春の恒例行事”となっています。その彼らが「能開に通って良かった」とか「あのときが一番勉強したなあ」と話します。うれしいですね。近畿圏の厳しい中学受験を走り抜いた体験がこう語らせているのです。彼らに伴走できた幸せを改めて噛み締めています。

 さて、自分の話はこれくらいにして、近畿圏の中学入試ですが、すっかり様変わりしたと思います。ちょうど私が札幌に行った以降に起きた激変ですね。「午後入試」や「共学化」など入試・教育制度の相次ぐ改変です。併せて、入試日程での短期決戦化も顕著です。私学各校とも、少子化対応、優秀生獲得のためのシフトを強めたということでしょう。

 これら諸改革によって、難関校入試はますます熾烈になったと感じています。中学入試は、全般的には入りやすくなったとよく言われます。が、人気が集中する特定の中学校はかえって難関化したのではないでしょうか。これが再び近畿圏に戻っての率直な感想です。

ボーダーラインを跳び越える力を一人ひとりに身につけさせる

二度目の西大寺校責任者としての決意をお聞かせください。

坂下 一つは、いま述べました現状認識に基づいて、“受験のプロ”として責任を全うするということです。「難関化」は具体的にはボーダーラインでの熾烈さとなって表れ、「数点」の差で受験生の明暗がくっきりと分かれます。走り高跳びで言うと、バーすれすれに跳び越えて、バーが落ちるか落ちないかといった場面がありますね。そこが勝負の分かれ目で、そこを勝ち抜ける力を受験生一人ひとりにしっかりと身につけてもらうこと。これが私たちの仕事です。

 先般ソチ・オリンピックが開催されましたが、スポーツ競技と同じで、「とにかくがんばる!」というような単なる精神主義が通用する時代は終わりました。バーを確実にクリアするためには、自分の現状と目標校の入試に対しての正しい分析を踏まえ、合理的で科学的に綿密に計算されたトレーニング計画、つまり“合格のための入試対策”の立案と実行がますます必要となっています。また、新しいメンタルトレーニングも必要でしょう。

 今春入試では、たとえば最難関中学受験クラスの男子たちが東大寺学園中入試に臨み、全員合格をめざしていたのですが、一人があと1点で涙を呑み、夢は叶いませんでした。私たち指導陣にとって痛恨事で、自分たちの責任と大反省しています。一方、灘中に合格した子がいましたが、この子は6年生になってから学力が大いに伸長しました。来春の入試直前まで、これらすべてへの反省を活かした指導を行い、能開生全員の“金メダル獲得”をめざしたいと心より思っています。

 二つ目は“能開の原点”に立ち返り、その良さを徹底する、ということです。札幌でも思ったことですが、「出会い・前向き・鍛え合い」の場が能開センターであること、「厳しさ・熱気・大笑い」があるのが能開の授業であることは、全国どこでも、そして今も昔も変わりません。

 子どもたちが元気で明るい教室をめざします――と言うと、今はそうでないように聞こえますが、もちろんそんなことはありません(笑)。わざわざ塾に通うのです。楽しく学んでほしいのです。また、そうして積極的に授業に参加することで、初めて学力も身につくのです。しかし、言うまでもなく楽しいだけで志望校に合格できるわけではありません。楽しく学び、それをしっかり身につけ、志望校に合格する――これが能開流の受験です。

“一人ひとりにトコトン向き合う”のが能開センターの特色

坂下 また、そういう中で“一人ひとりにトコトン向き合う”のが、私たちの特色ある指導スタンスであり、指導品質です。

 はばかりながら申し上げますが、塾の特色は「指導結果」とともに「指導プロセス」にあります。塾選びの際、まずは「結果」に目が行きますが、それだけで選んでしまうと後悔することがあります。なぜなら、長い「プロセス」があってようやく入試に至るのです。その間、その塾と数年間の人生を共有すると言っても過言ではありません。それは子ども本人だけでなく、保護者の方を含めてです。

 どこでも指導はクラス単位での授業から始まりますが、問題は「授業後」です。授業だけですべて理解できる子ばかりではありません。また、理解できてもこれを自由に使いこなせるようにならなければなりません。受験学年になれば、テーマごとの理解度や定着度にバラつきがあるのが普通で、また目標レベルや志望校との開きや残り期間に応じた対策が必要になってきます。

 そして、これらの状況は“一人ひとり”違います。もし「授業後」を軽視し、授業をどんどん進めれば、間違いなく内容を消化しきれない子どもたちが多く出てくるでしょう。

 私たちは「授業後」を放置することは決してありません。一人ひとりに対して必要なフォローを欠かしません。たとえばノートチェックや個別面談はそういう観点から行っています。そしてあくまで一例としてですが、もし必要なら一人別のフォロープリントを用意することさえあります。

 なぜなら私たちの仕事はただ授業することではなく、子どもたちにそれを理解させ自分で解ける力を身につけさせることにあるからです。ただし、私たちは「個別指導」の塾ではありませんので、「まず個別フォローありき」と誤解なきようお願いします。それに単なる“甘やかし”は決していたしません。

 また、子どもたちへの対応と同時的に、保護者の方へも状況を速やかにご報告やご連絡し、能開とご家庭での連携や分担をご相談申し上げております。

 以上をシステム化したのが「クラス担任制」ですが、これが能開の“一人ひとりにトコトン向き合う”ということなのです。「教育」は「商品」(モノ)ではなく目に見えない「サービス」ですので、その品質はこう申し上げてもなかなかご理解いただけないかもしれません。

 ですが、そのサービス品質の良し悪しは、能開センターへご兄弟・姉妹を途切れることなく順次お預けくださるご家庭の多さ、また親子二代にわたって能開センターをお選びくださることなどから、ご賢察いただけるのではと思います。しかし私は、能開センターはもっと“一人ひとりにトコトン向き合う”ことができると考えています。

「去年より良い授業ができているか?」の問いかけを忘れずに

坂下 三つ目に“初心忘るべからず”です。初めて校責任者に任命された時の気持ちに返って、この職務を果たしていきたいと思っています。実は、より良い仕事のためにはもっと厳しくしなければならなかったのではないか、と考えているのです。自分とスタッフに対してです。

 “Here and Now”(いまここで)という言葉があります。「この場、この瞬間を大切にする」という意味で、「一期一会」にも通じますが、私にはまず「見過ごさない」「見逃さない」です。その場で即刻なすべき指摘や修正指示をせずに、「まあ、いいか。そのうちに…」と自分に甘くなり、いわゆる“なあなあ”になっていた部分はなかったかと自問したり、反省したりするのです。

 スタッフを取りまとめていく校運営方針では、自然体と言いますか、ことさら肩に力を入れたような特別なものはありません。この教育という仕事のために、やるべきことをきちんとやり遂げていくのみです。そして一つひとつの仕事をただの“形”に終わらせず、中身のある、意義のある仕事にしていかなければなりません。

 たとえば授業です。去年と同じ授業になっていないか? 去年より良い授業ができているか? 同じ教材だから同じ授業になるというのは正しいようでいて、間違っています。同じ6年生でも、今年の子どもたちと去年の子どもたちとでは当然理解度などが違いますし、入試の状況も1年ごと異なっています。だから、違う授業でなければならないのです。授業は、「教材を」教えるものではなく、「教材で」教えるものでなくてはいけません。

 子どもたちにもこう言っています、「昨日の自分に勝て!」と。これを365日続けていけば、1年間でたいへんな進歩を遂げることができます。自分を成長させるように日々努力していく。これは子どもたちに言う前に、まず指導者たる自分たちが噛み締め、実践しなければならない言葉です。

 こういう「日々向上」への確認を毎日の始礼や終礼で、また“Here and Now”に行って自らを高めていき、ご期待以上の成果を上げられるよう充実した、また誠実な校運営に努めてまいりたいと思います。

笑いで国語嫌いを直し、視点転換で読解への糸口をつかむ

先生の授業についてお聞かせください。

坂下 西大寺校では、現在小学3年生から6年生までのゼミを開講しています。あと、小学2年生ゼミは9月開講です。そのいずれの学年でも、どこかのクラスで国語を担当していますが、国語担当としては変わらぬ基本方針があります。楽しい授業をすることです。

 どの教科でもそうでしょうが、毛嫌いせずにその教科に興味を持つことが絶対に重要です。算数や理科が得意でも国語が苦手というような子がいますね、もったいないことです。こういうタイプは実は“食わず嫌い”なのです。はなから文章を読むことを嫌がっている、だからいつまで経っても読解力も磨けない、という悪循環です。

 では、なぜそうなるのか? 苦手としている文章に切り込む糸口を見つけられないのです。その糸口を与えるのが国語への興味です。なるべく早い学年で、国語に興味を持てるようになっておくことが大事です。

 私は毎回の授業で、必ず一人残らず一度は笑わせます。念のために申しますが、国語と関係のない話でではありません(笑)。笑いは、国語を拒もうとする“心のバリア”(防御壁)を取り払うことで起こるのです。そして、むしろ身近で親しみやすいものに変えてくれます。これが国語に興味を持てる糸口になります。

 文章内容を身近なものにするための例を挙げましょう。たとえば、物語文の読み取りです。話をわかりやすくするために、「桃太郎」で言います。この物語は桃太郎の立場から書かれていますが、ではきびだんごをもらって家来になった、あるいはさせられた犬・きじ・サルの立場になってみたらどうだろうか? 本当にきびだんご一つで命がけの鬼退治についていったのだろうか? 割に合わないよなあ。君たちなら、どうだ? などと問いかけるわけです。それぞれの登場人物の立場になってみる。これだけで物語文が生き生きと読み取れるはずです。

 物語文に比べて難しいと苦手にする子が多い説明文や論説文も、立場を変える、視点を変えてみることは読解にとても役立ちます。たとえば環境問題。これは人間の立場と自然の立場との対立です。人間には便利になったけど、自然は破壊されてしまったという関係ですね。

 こういう“視点変換”を、親子関係で説明してあげると、子どもたちは大いに納得します。こうです――君たちは自分の好きなことをしたい放題するとする。それで大満足だろう。では、それを見て、お父さんやお母さんはどう思う、と思う?

 こんな風に、文章内容をイメージできることが読解の始まりです。授業では、まずこれに努めています。

中学受験を通して親子で“自学自習力”を育んでいってほしい

坂下 いま述べましたことは興味づけ、糸口に過ぎません。ここから最終的に志望校入試で合格点をとれる力を、各科目とも付けていかなければなりません。このプロセスをどう進めていくか、このことがその子にとって中学入試を越えて重要だと私たちは考えています。教科ということからは離れますが、続けてお話させてください。

 先ほどスポーツの例を出しましたのでそれで言いますと、スポーツ選手にとってある地方大会で優勝してもそれで終わりではない、ということです。より上位の全国大会をめざすのがふつうです。子どもたちも中学入試のあと、6年後に大学入試に臨みます。

 もちろん、学習内容をそこまで進めるということではありません。学習の進め方、やり方をこの中学受験というまたとない機会に身につけておくべきだということです。それが志望校入試突破の力となるだけでなく、進学後の学習をスムーズに進めることを可能にし、その後も次なる目標への道を自分の足で歩んでいくことができる“一生の宝物”になるからです。これが“自学自習できる力”です。

 “自学自習力”、あらかじめ申し上げておきますが、これは簡単に身につくものではありません。だから私たちはきちんとコントロールしていきます。まず「授業-宿題-フォローアップタイム(自習・質問時間)-ノートチェック-確認テスト」という週単位のサイクル、そして月単位の「実力テストや公開模試」という一連の流れがあります。また、家庭での時間の使い方を含めて、自主管理するためのツールとして「能開ダイアリー」を用意しています。これらは“自学自習力”を育む能開ゼミの仕組みです。

 確かに計画力、具体的にはスケジューリング力は重要で、「能開ダイアリー」はそのためのツールです。しかしながらスケジューリングができるには、ある前提条件が必要です。それは見通しが持てること。見通しが立つから、計画を立てることもできるのです。

 私たちは授業の冒頭の“ホームルーム”で「今後の予定」を語ります。予定だけでなく、それに対して何をどうすべきか、モチベーションの持ち方を含めて話します。これは各人へ、こんな風に考えていってほしいというお手本なのです。

 入会すれば、先ほどの週・月単位のサイクルで通常ゼミ、続いて季節ゼミの流れを経験します。これを3回くり返して一年を過ごしていくのですが、週の見通し、月の見通し、季節の見通し、そして一年の見通しと、徐々に先の見通しを持ちながら学習を進めていくことが大切です。

 特に4年生がポイントだと、私は考えています。実際、学習内容もさることながら、4年生で学習の姿勢や習慣などをどれだけ固められるかで、次の5・6年生での“自学自習力”、また一年先を見通す力の差になっていきます。

 いま申し上げてきましたことは、子どもたちばかりでなく保護者の方にも言えます。初めての中学受験ということなら、なおさらです。単に能開センターに慣れるということだけでなく、親子で中学受験を通して、その意義でもある“自学自習力”を育んでいっていただきたいと思っているのです。

正解のない「子育て」「教育」という難問をいっしょに解いていく

中学受験をお考えの皆さまへお話ください。

坂下 これは会員生対象行事になるのですが、能開センターでは5月以降「学校見学会」を実施します。私は保護者の方々にこそ、学校見学をお勧めします。志望校は名前や偏差値、そして大学実績で選ぶものではありません。忘れてはならないのは、進学後、中学高校の大切な10代の青春6年間をそこで学び、過ごすことになるということです。選択には「結果」とともに「プロセス」を無視できません。特に校風との相性は決定的に重要です。ここが公立の中学や高校とまるで異なる点です。

 私立中学校は、将来、履歴書の学歴欄に「○○中学校卒業」と、公立の場合とさして変わらぬ一行で書き込まれることになるでしょうが、やはり中身はいろいろと違います。

 たとえば、いま言いました特色や校風がそれぞれにあります。高校受験がないので、一貫した学習・学校生活が効率よく送れます。また、先生方のパフォーマンスが概して高く思えますが、その理由は学校への帰属心や生徒たちへの思い入れが強いからでしょう。あと、学校行事が充実していて、保護者との交流が一般的にはさかんです。このあたりは学校経営というものが関係していることでしょう。

 中学受験をお考えの方を対象に、6・7月に、「理科実験教室」「算数体験授業」、私学の先生方をお招きしての「学校説明会」などのイベントを予定しています。これらはどなたでもご参加いただけます。

 こうした機会に、能開センターへ直接お越しいただき、能開センターの実際を“体験”くださることがお子さまにとっても保護者の方にとっても一番だと思います。授業内容やテキストの難しさや厳しさとともに、授業の雰囲気や教室の楽しさを肌でお感じください。

 なお、いざ通塾となると、送り迎えのご心配もあるでしょう。電車通塾に際しては、近鉄西大寺駅から能開センター西大寺校まで送り迎え誘導を開校以来行っています。これに対してお礼のお電話を頂戴することもあるのですが、安全は人数の問題ではないので、お子さま一人でも駅までお送りしています。

 一人っ子や兄弟が少ない子。それに初めての子育ての中での「中学受験」。こういうご家庭がますます増えています。ご不安やご心配からでしょう、ささいなことでも「どうすればいいでしょう?」と、保護者の皆さまからよくご相談を受けます。一言でいうと“あせらないこと”が私の回答の一つです。子どもの将来や人生の問題に、すぐに出る“正解”などありません。お子さまを信じて見守ることです。

 それともう一つ。わからないといって、人任せにしないことです。中学受験は、お子さまと能開センターの二者だけでは“本当の成功”はできません。保護者の方を加えたトライアングル体制で初めて完成するのです。これは志望校にめでたく進学された後も同じです。学校任せでは、最善の子育てや教育にはなりません。

 正解のない「子育て」や「教育」という難問は、親子いっしょに解いていくことが最大のポイントです。実は、そこへ私たちも参加させてもらっているという関係なのです。“主役”はお子さまとともに、保護者の方であるということをしっかり自覚なさることが大切です。この意味でも、中学受験は親子の受験なのです。

 来年、再来年、さらにその次の年の入試に向けて、西大寺校は動き出しています。正しい塾選び、正しい中学受験で親子いっしょに成長されることを、そして私たち能開センターがそのお手伝いを少しでもできればと切に願っております。

ありがとうございました。