理科

理科の指導方針

科学を構成している原理・原則を捉え、活用する力を養成

暗記科目として理科をとらえると、中学入試全般における出題内容は約300項目、関連する用語は約2500語以上になります。そして、その出題内容の約20%が誰でも毎日触れ、約30〜40%の出題が意識すれば身の周りで確認できる事象なのです。しかしながら小学生は現実感に乏しく、そこに事典ほどの大量の知識を詰め込んだとしても記憶の断片として残るだけで、時間を浪費するだけの無駄な学習に終わってしまいます。「理科用語」の数の多さに比べると、「科学を構成している原理」はシンプルなものです。複雑そうに見える外見にとらわれずに「原理」を見抜ければ、もつれた糸をほぐすように関連する「理科用語」が結びついてきます。

入試問題の素材は「日常の自然」です。しかし、問われるのは「普遍的な科学概念」の形成度合いです。したがって、子どもたちの実体験を動機づけに活用し、「体験学習」(4年)や「体系学習」(5年)に結びつけていくことを、大きな指導の流れにおいています。これによって、入試の合格点を上回るのに十分な得点力がつくことは実証ずみです。

理科の主要指導者

主任

岡本 潤一

「自然科学」とは何か?物事の性質・特徴、自然界の現象との関連性を理解し実験を繰り返す中で法則を導き出し応用進化させていく学問なのです。身の回りで起こっている現象はその入り口にあたるものであり、いわば自然科学を学ぶ「きっかけ」になります。つい見逃してしまいがちな「きっかけ」に対して子どもたちと一緒に理解を深めていき、応用力を養成する事こそ、我々理科指導陣の使命と認識しております。どうぞご期待下さい。