阪神・北摂エリア責任者と指導スタッフが語る“合格指南”③

記事の日付:2016/10/06

この記事は 2016年10月06日 に書かれたものです。
現在は状況が異なる可能性があります。

 

『よりいっそう能開らしく、楽しくオープンに国語力を伸ばしていく』
西宮北口校:上野 誠一

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よりいっそう能開らしく、楽しくオープンに国語力を伸ばしていく

西宮北口校:上野 誠一

西宮北口校

上野 誠一

現在、国語科副主任を務め、西宮北口校のほかにも、6年生「日曜実戦」では梅田校の最難関クラス、上本町校のαクラス、4・5年生「最難関α選抜特訓」(上本町校)と最高レベルクラスでの指導を多く行う。また、わかりやすい授業、きめ細かな指導で定評あり。

上野 相良さんの指揮下、いっそう能開らしい指導が強まったと思います。たとえば、私自身も子どもたちには踏み込んだ指導をしてきたつもりでしたが、相良さんの指導っぷりを間近に目にするとまだまだだったなと反省しました。それからは、私たちもさらにもう一歩踏み込んで子どもたちを指導したり、逆に厳しく突き放したりするようになりました。

 また、保護者の方へご意見を申し上げるべきときにも、自信を持ってよりはっきりと申し上げるようになりました。相良さんのいう「まっさらな地だからこそ、遠慮なく能開センターの真骨頂を」という思いです。これはこの地区では今まで未体験のゾーンだと思いますよ(笑)。

 そんなこともあってか、6年生になってから能開センターへ移って来る子もいます。私が今年特に力を入れているのは、ゼミ共通カリキュラムと一人別弱点対応の二段構えの国語指導です。転塾を考えられたわけには画一的な対応しかなくてというお声もよくお聞きします。そのような不満解消にもお応えできればと思っています。

 国語はインプットとアウトプットとの関係性が見えにくく、そういう意味でわかりにくい科目です。だから、テストの結果だけ見ていてもダメだと思うのです。答え合わせをしているだけでは力はつきません。答えに至るまでのプロセスに踏み込んで検証し、ホンモノの国語力づくりに取り組まなければいけないと思うのです。

 他科目でも同様ですが、やはり学習の土台を固めることが大切です。国語の場合なら、語彙力、つまり漢字をふくめたことばの力を6年生になるまでの段階でしっかりと作っておくことが重要です。書ける、意味がわかるだけではダメです。受け身ではなく、自分で辞書を引き、自分で使えなければいけないのです。私の授業では「生きた用法」を身につけてもらいます。

 学習の土台を固めるというのは、内容だけでなく学習の進め方、学び方も身につけていくことです。だからノートのとり方、作り方も指導します。能開センターでは方眼マス目のノートを3つの段に区切って使うのですが、最後の段の活用が大事です。私が勧めているのは、授業中に私が言ったことなどから自分の頭の中で「!」とひらめいたこと、発見したことをそこにどんどん書き留めていく方法です。

 子どもたちが授業で、特に熱心にノートに鉛筆を走らせるのは「ことばの連想」をさせるときです。たとえば漢字の授業で、問題になくてもそれに似たことば(類義語)や反対語、それに外来語への言い換え、さらに関連することわざや慣用句を子どもたちに聞いていきます。予想外の友だちの答えに驚くこともあるでしょう。そんなときにも書き込みます。このようにして、ことばの輪を広げることができるよと教えています。

 また、転塾をご希望される方の中で、国語の学習のしかたがわからないとご相談を受けることがあります。お話を聞くと、これまではただ文章を読み、設問にしたがって解き、答え合わせをするといったことを繰り返すだけと、なんて無味乾燥な国語学習をされて来られたのだろうと驚かされることがあります。

 能開センターの国語指導、また学習法では、たとえば、いま申し上げたようなことばの学習、語彙学習のためのテキストもあります、文章読解に関しては分類・体系化された読解法、また文章理解のバックボーンとなるテーマ内容のパターンまで授業で解説、演習しますと申し上げますと、深々とご納得されます。国語学習を楽しく、また使えるように学ぶというのが能開センターの国語指導のモットーです。

 ちょうど、能開の秋イベントの「教育フォーラム」として、国語の最適学習法をお話しさせていただくことになっています。ぜひ、こちらにもご参加ください。詳しくご説明申し上げます。また、「論より証拠」と申します。能開の体験授業にもお越しください。どうぞご遠慮なくお問い合わせください。

 最後に、能開センターの良さは「放っておかない環境」でしょうか。濃密さということばが出ていますが、「みんながみんなを知っている」という環境です。西宮北口校の会員生一人ひとりをどの先生も見知っています。子どもたち同士もそうです。子どもたちは孤立していませんし、孤立させません。能開の子どもたちはライバルである前に、仲間なのです。

 6年生なら梅田校で「日曜実戦」がありますので、阪神北摂エリアの先生たちもエリアの子どもたちのことを知っています。子どもたちもそうで、子どもたち同士はもちろん、先生たちのことも見知っています。だから、入試日には能開センターの子どもたちも先生たちもみんな仲間なのです。そういうオープンさが能開センターの良さですね。

阪神・北摂エリア責任者と指導スタッフが語る“合格指南”④へつづく